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Webマーケティング職志望者🔰
・Webマーケターは「やめとけ」と周囲からよく言われる…
・Webマーケターはなぜ大変なのか知りたい…
・Webマーケターとしてやっていけるか不安…

上記の疑問に答えるべく、本記事では以下について説明します。

本記事で伝える内容

① Webマーケティング職は「やめとけ」「後悔する」と言う人の本音
② Webマーケティング業界の離職率や離職理由
③ Webマーケティング職に向いている人や向いていない人の特徴

しかし、私個人としては、Webマーケティング業界ほどスキルアップに最適な領域はないと思い、このようなネガティブな意見の理由について深掘りたいと思っています。

これからWebマーケティング業界への転職を検討している最中で、周囲のWeb界隈の人から、「やめとけ」「後悔する」といった言葉をもらうことが多く感じる人が多いはずです。

本記事を最後まで読んでいただくことで、Webマーケティング職の大変さを理解したうえで、読者の皆さん自身がWebマーケティング職に適性があるのかについて判断することができるようになります。

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宮田
本記事を執筆する私(@webkirin)は、未経験からSEOマーケターとなり、MarTechスタートアップ、事業会社、独立を経験し、現在はマーケティング会社でSEOリードコンサルタントとして活動しています。

また、本記事の読者は以下を対象としています。

本記事の対象者(ターゲット)

・Webマーケティング業界への転職を検討している方々
・Webマーケティング業界で業務を始めたばかりの方々

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Webマーケティング職は「やめとけ」「後悔する」と言われる本音

Webマーケティング職は「やめとけ」「後悔する」というようなネガティブな意見や、一方で「成長できる」といったポジティブな意見の両側面が存在します。

ここでは、それらの意見を紹介し、Webマーケティング業界の中の人の本音について紹介していきます。

「やめとけ」「後悔する」などのネガティブな意見

まずはWebマーケティング職に対するネガティブな意見から見ていきましょう。ネガティブな意見には次のようなものがあります。

「Webマーケターは給与が伸びない」
「成果達成のプレッシャーが大きい」
「残業が多くプライベートの時間が保てない」

Webマーケティングの泥臭さや、求められる成果の高さに対する意見が多くを占めます。

「成長できる」「キャリアが成功した」などのポジティブな意見

次に、Webマーケティング職に対するポジティブな意見について見ていきましょう。ポジティブな意見には次のようなものがあります。

「Webマーケティングを理解することで起業する準備につながった」
「多くの成果が出せれば昇進につながるのでモチベーションが上がった」
「仮説を立てて施策がうまくいった時のやりがいがある」

WebマーケティングのPDCAサイクルの速さや、ビジネスへの売上への貢献などへのやりがいに対する意見が多くを占めています。

Webマーケティング業界の離職率や離職理由

「大変」、「辛い」と言った意見が多いWebマーケティング業界ですが、業界全体の離職率や離職理由についても気になりますね。

ここでは、Webマーケティング業界での離職率や離職理由について解説します。

情報通信業の離職率は5%程度

情報通信業(厚生労働省のくくり)の離職率は、5%程度と言われております。業界全体の離職率8.1%に対しては低く、業界全体で見ると実は離職率は高くないと言えます。

上記はあくまで、情報通信業の数値となるため、Webマーケティング業界というさらに細かな括りで見るとやや高いかもしれません。

参考サイト: 令和3年上半期雇用動向調査結果の概況 | 厚生労働省

Webマーケティング業界での離職理由

またWebマーケティング職を離職する人がいう離職理由としては、次のようなものがあります。

・数字目標が高く、達成が難しい
・長時間労働でプライベートがない
・給与が低い
(これは筆者の周囲の方の意見を筆者がまとめています)

要するに、高い成果が求められる割に給与が思ったほど伸びないという意見となります。

Webマーケティング職がしんどいと感じるとき

ここからは筆者自身がWebマーケティングをおこなってきた中で、「しんどい」と感じるタイミングについて紹介していきます。

Web技術の進化が早くキャッチアップが大変

Webマーケティングに携わる場合には、Webに関する最新技術への理解が求められます。Web制作(UI)やSEO、Web広告などで次のような最新の論点が1~2年周期で変わっていくことがあり、目まぐるしいキャッチアップが求められます。

<Web制作>
・HTML、CSS、JavaScriptの情報
・ノーコード開発の概念
・ヘッドレスCMS など

<SEO>
・Core Web Vitals
・サブディレクトリーメディア

<Web広告>
・Cookie規制
・広告コピー規制 など

求められる成果水準が高い

自社マーケティングやクライアントワークのいずれかを問わずに、Webマーケティングにおける成果は達成難易度の高いものが多いです。

かつデジタルで全てが定量的に可視化されているため、自身の成果がわかりやすく言い逃れができません。

このように求められる成果水準が高いため、ストレスになることが多くあります。

泥臭い作業が多く大変

Webマーケティング業界は華やかな世界に見られがちですが、泥臭い作業がほとんどです。

私の専門であるSEOであれば、対策キーワードを選定して、そのキーワードで上位獲得するために、記事制作→リンク獲得→分析業務の繰り返しです。

地道な作業を何回も繰り返して量をこなしていく中でやっと成果が出せるような業界です。

求められるスキル水準が高い

先述したようにWebマーケティング業界は、Web技術の発達が早いために求められるスキルセットも高くなります。

また、自社マーケティング、クライアントワークに限らず、関係者とのコミュニケーションスキルや調整力も求められる仕事ですので、業界・ビジネス理解を前提とした高いコミュニケーションスキルが求められる点も特徴です。

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宮田
私はクライアントワークが中心となりますので、常にお客様のビジネスモデルや市場環境を理解した上で、適切な施策をご提案する必要があり、やりがいがある反面、とても大変です。

関連記事: Webマーケティングに絶対必要なスキルセット6選 + 領域別スキル

業務の割に給与水準が低い

Webマーケティング職は、業務難易度が高い割に給与水準が低いケースが大半となります。

国税庁が発表する日本人の平均年収が467万円(2021年度)とされています。それに対して、doda社の調査では、Webマーケターの平均年収は416万円とされています。

これで見ると、実は国民の平均年収よりも低い水準であることがわかります。成果目標が極めた高い状態にもかかわらず、給与は低いとなるとしんどいと感じます。

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宮田
業界の参入障壁が低い分、給与所得は下がるのだと思います。高い学歴の方であれば、Webコンサルティング業界ではなく参入障壁の高いITコンサルティング業界に入って高級取りになりますから…w

残業が多い

Webマーケティング業界は慢性的に残業が多くなりがちです。

1つのWebマーケティングに関するキャンペーンを行うだけでも、コンセプト設計、クリエイティブ実装、入稿、効果計測などの業務が発生し、施策のディレクションを行うマーケターは大体が疲弊します。

このようになると残業が常態化し、体力を奪われることがほとんどです。

Webマーケティング職に向いてる人や向いていない人の特徴

ここまで記事を読んだ方であれば、「そもそも自分はWebマーケティング職に向いているのか?向いていないのか?」と疑問に思われる方が多いはずです。

ここでは、Webマーケティング職に向いている人や向いていない人の特徴について紹介していきます。

Webマーケティング職に向いてる人の特徴

Webマーケティング職に向いている人は次のような特徴を持つ人です。

Webマーケティング職に向いてる人の特徴

・論理的思考力に長けている
・好奇心が高く情報収集に慣れている
・細かい作業が得意
・何事にも主体的に取り組める

課題解決が得意なコンサルタントタイプの方が向いているイメージがあります。

Webマーケティング職に向いていない人の特徴

一方でWebマーケティング職に向いていない人は次のような特徴を持つ人です。

Webマーケティング職に向いていない人の特徴

・計算や推定に抵抗がある
・安定志向である
・学ぶことが苦手である
・評価を気にせず働きたい

安定志向の方の場合には、変化の早いWebマーケティング業界の適性は低いと思われます。

関連記事: Webマーケティング職に向いてる人、向いていない人の特徴とは!?

Webマーケティング職で後悔しないように適性を見極めることが大切

Webマーケティングは業務の難易度や技術革新の速さから敬遠され、「やめとけ」「後悔する」と言われることが多い業界です。

しかし一方で、論理的思考力に長けていて、主体的に課題に取り組める方であれば適性が高い業界となります。

自分自身の業界への適性を見極めた上で最適な転職を実現しましょう。