・ターゲットと何が違うのか!?
・ペルソナ設定でどうすればできるのか!?
上記の疑問・悩みを解決します。
こんにちは、Webマーケターのカズヤん(@webkirin)です。
本記事では、Webマーケティングに欠かすことのできない「ペルソナ」という概念について、重要性や設定方法を詳しく解説していきます。
本記事の想定読者は以下となります。
・Webマーケティング会社に転職したい人
・Webマーケティング学習者
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Webマーケティングのペルソナ設定とは
Webマーケティングの戦略策定で必ず出てくるペルソナ(Persona)とは、製品・サービスを利用する詳細なユーザー像を指します。
ペルソナで定義するユーザー像は、ユーザーの性別、年齢、家族構成、居住地域、学歴、職業、役職、よく見るメディア、性格、趣味、特技、生活習慣などをまとめ、ユーザーの詳細なイメージを掴むことかた始まります。
ターゲットとの違い
似た言葉に、ターゲティング(ターゲット)という言葉がありますが、ターゲットとは、やや異なる概念です。
ペルソナで定義するユーザー像はターゲットで定義するユーザー像よりも詳細な情報を定義します。以下のターゲット、ペルソナ例を見ていただくと、情報粒度の深さが一目瞭然だと思います。
男性、20代後半、都内在住、会社員、運動好き
・山田太郎
・男性
・28歳
・立教大学 経済学部卒業
・都内在住
・不動産会社営業職
・独身(長男)
・トレーニング、アウトドアが趣味
・コミュニケーションはLineを主に利用
・Instagramでファッション系インフルエンサーをチェックする
ペルソナはユーザーイメージを固めるために、顔写真をつけたりすることもあります。
ペルソナを設定する理由
Webマーケティングにおけるペルソナについておわかりいただけたかと思いますので、ここではペルソナ設計を行う理由について説明します。
正確なWebマーケティング戦略設計のため
ペルソナ設計を行うことで、Webマーケティング戦略の成功確率が高まります。
特に昨今主流のコンテンツマーケティング(ユーザーの求めるコンテンツを適切なタイミングでユーザーに届けるインバウンドマーケティング)においては、ペルソナをもとにコンテンツ設計やコンテンツ配信設定を行うため、ペルソナの精度が深いとコンテンツからの成約獲得確率が高まります。
もちろん、ペルソナの粒度が粗いと成約獲得確率が下がります。
関係者でユーザーの共通認識を持つため
通常ペルソナ設計を行い、カスタマージャーニーマップを作成し、カスタマージャーニーマップをチーム全体で共有することになります。ペルソナが用意されていることで、関係者間で価値観を統一できるので、コミュニケーションがスムーズになります。
さらに、ペルソナという共通言語があることで、チームメンバーの個人的な主観でWebマーケティング施策を考えるリスクを排除できることも重要なメリットとなります。
参考記事:
Webマーケティングの戦略策定方法~コツや注意点を解説~
ペルソナ設定の方法
ここでは実際にペルソナを設定するための具体的な方法について紹介していきます。ペルソナ設定は骨の折れる作業ですが、必ず成果につながるので諦めずに取り組みましょうww
ペルソナ像明確化のための情報収集
まずは、製品・サービスを利用するユーザー像を明確化するために情報収集を行いましょう。
情報収集の手段は人によって異なりますが、以下の手段によって行います。
・ユーザーへのアンケート
・営業担当者へのヒアリング
・公共データを利用した調査
・ソーシャルリスニング
・社内顧客データの分析(すでにサービスを行っている場合)
ユーザーへのアンケートは難易度が高いですが、最近でしたらSNSを活用することでかなりのユーザーイメージが掴みやすいと思います。
データ整理
収集したデータを整理し、必要な項目を確認します。
冒頭でも紹介しましたように、ペルソナ設定の際には、以下の項目のデータを集められると良いペルソナが作成できます。
ユーザーの性別、年齢、家族構成、居住地域、学歴、職業、役職、よく見るメディア、性格、趣味、特技、生活習慣
確認項目が多いのですが、データの傾向をしっかり確認し、項目を埋めることをオススメします。かなりExcel力が必要かもしれませんww
ペルソナ完成
データ整理が完了したら、最後にペルソナをわかりやすくまとめましょう。常にWebマーケティングチームのメンバーが確認できる場所に保存することが大切です。
ペルソナ設定のポイント
ペルソナ設定の方法だけでなく、ペルソナは適切なポイントを意識して作らなければ良いものにはなりません。ここでは、ペルソナ設定の際に意識すべきポイントについて紹介していきます。
客観的なペルソナを目指す
ペルソナを作成する際には主観を除いた、客観的なペルソナを目指すことが大切です。
ご存知の通り、消費者は僕たちの想像とはかけ離れた非合理的な行動を行う生き物です。これらの行動は人が想像できる範囲内で定義できるものではないため、可能な限り事実をもとにユーザー像を作り上げるようにしましょう。
先述しましたように、データ・ドリブンな方法でペルソナを作成することで主観のない客観的なペルソナに近づいていきます。
定期的な作り直しが必要
ペルソナは一度設定したらそこで終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要となります。
これは市場環境の変化が激しく、消費者の消費性向が頻繁に変化することが要因と考えられます。商品・サービスによって変化の頻度も異なるため、自分の担当している商品・サービスの性格を理解することに努めましょう。
適切なペルソナ設定でWebマーケティング戦略の正確性を高めよう!!
本記事では、Webマーケティングにおけるペルソナの重要性や設定方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事で記載したことを以下に纏めます。
1) Webマーケティングにおけるペルソナ
– 製品・サービスを利用する詳細なユーザー像
– ターゲットとの違いは「情報の粒度」
2) ペルソナを設定する理由
– 正確なWebマーケティング戦略設計のため
– 関係者でユーザーの共通認識を持つため
3) ペルソナ設定の方法
– 情報収集
– データ整理
– 完成
4) ペルソナ設定のポイント
– 客観的なペルソナを目指す
– 定期的な作り直しが必要
適切なペルソナ設定により、Webマーケティング戦略が活きるようになります。これからWebマーケティングを始める人は本記事の内容を参考にしてみてほしいと思います。
本記事の内容が読者の方の一助になれば幸いです🦒🦒🦒