Webマーケティングとは関係ない職種からWebマーケティング業界に転職したいと考えている人は大変多いです。このような方々が疑問に思うのは、以下のような疑問ではないでしょうか。

Webマーケティング未経験でも採用されるかが不安…

このような疑問に応えるべく、Webマーケティング未経験でもWebマーケティング会社から内定をもらった僕の経験から、未経験でも確実に採用される方法を紹介していこうと思います。これから応募を考えている人は是非とも参考にして欲しいです。

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未経験OKの求人は多く門戸は開かれている

Webマーケティング会社の中にも色々な会社がありますが、未経験OKの求人は大量にあります。以下は求人検索のIndeedにて「Webマーケティング 未経験」での検索結果です。

未経験の求人でも全国で約7000件とかなり多くの求人が存在することがわかります。多すぎてびっくりしますねwww

しかし、前提として電通や博報堂などの超大手のTier1のレイヤーではなく、Tier2より下のレイヤーの会社を想定して欲しいです。Webマーケティングの場合は会社の規模よりもどのようなスキルが身につくのかという視点で見るべきなので、ここに関しては一旦無視して欲しいです。

また、一見難しそうに見えるWebマーケティングは未経験でもできるのかという疑問を同時にもたれるかと思います。結論から言うとできます。

これには理由があり、Webマーケティング会社が自社の人材に求めるスキルセットはどの会社もほとんど同じでして、大体がマニュアル化されていて、そこに自社のオリジナリティを上乗せしているだけです。また、Web業界の変化が早いので、ゴリゴリのWeb専門家でない限りは、誰がやっても数ヶ月でキャッチアップ出来てしまうのがWeb業界での通例です。

どのような職種の求人があるのか!?

Webマーケティングで未経験でも求人があることはわかりましたが、具体的にはどのような職種があるのか説明します。

Webマーケティング職種は基本的に以下の3種類に分かれます。

・Webコンサルタント
・SEOスペシャリスト
・広告運用スペシャリスト

Webコンサルタント

Webコンサルタントは、クライアントのWebマーケティング戦略を立案し、Webマーケティング戦略に基づいた施策をリードする役割を担います。基本的には、ディレクター的なポジションで振る舞い、クライアント企業のWeb担当と自社のスペシャリスト(SEOスペシャリスト、広告運用スペシャリストなど)との間をとりもち、各メンバーに指示を出す役割です。

専門知識は社内の専門家が提供することになり、求められるのはコミュニケーション能力や調整力などの汎用性が高いスキルとなるため、大抵はこのポジションでの採用求人数が多いです。

例えば、以下の求人を見てみましょう。


Webコンサルタントは、「マーケティングコンサルタント」とか「Webマーケティングコンサルタント」などの求人名になっていることがほとんどです。コンサルティング業務と営業提案の2つに加え、上記のようにWeb広告も兼任するパターンもあります。
【必要要件】を見ると、「基本的なPCスキルをお持ちの方」「WEBに興味のある方」「主体性を持って行動できる方」などとなっていて、未経験でも可能な求人内容となっています。

PCでの操作が出来て、主体的に行動できればいいだけなので、全然難しくないです。
しかも、そもそもこのブログを見ている人の大半はWebに対する熱量がかなり高いはずで、条件的には何も問題ないはずです。【歓迎要件】では、やや専門性を求める旨記載がありますが、これらがあると最低設定年収にいくらか上積みされると言うことでしょう。

SEOスペシャリスト

SEOスペシャリストは、クライアントのWebサイトのSEO的な課題を解決し、施策を考え提案するSEOの専門家です。コンサルティング会社の場合には、コンサルタントと協業し、クライアントのSEO課題の調査を行い、調査結果をコンサルタントに共有すると言うようなポジションで振る舞います。

コミュニケーション能力や調整力が求められるコンサルタントと異なり、SEOの専門的なスキルが要求され、統計学などを用いた定量的な分析が得意である人が求められる傾向が強いです。専門職ではありますが、未経験OKで採用求人を出す企業は一定数はあります。

例えば、以下の求人を見てみましょう。

コンサルティング会社所属のSEOスペシャリストではなく、事業会社側のSEOスペシャリストの求人です。アシスタントからの採用を行なっているようですね。

必須項目を見ると、「成長意欲がある方」「人間関係やチームワークを大事にできる方」「プロ意識のある方」「社会人経験3年以上」などのソフトスキルが目立ちます。つまり、つまりビジネスパーソンとしてある程度の振る舞いができる人であればOKと言うことですね。

また、「SEOやSEMに関する知識を持っている方」「文章を書くのに抵抗の無い方」などを見るとある程度SEOに関する知識を要求しているようです。おそらく、個人でブログを運営している人であれば、キーワードの検索ボリュームやヒットLPとして、記事に散りばめたキーワードをGoogleに読み取らせる方法を知っているはずなので、個人ブログやメディア運営経験があれば問題なく通過できる求人であると言えます。

広告運用スペシャリスト

広告運用スペシャリストは、Googleリスティング広告などのWeb広告の運用を担当するWeb広告の専門家です。SEOスペシャリストと同様に、コンサルティング会社の場合には、コンサルタントと協業し、クライアントのWeb広告課題の調査を行い調査結果をコンサルタントに共有するポジションです。

SEOスペシャリストと同様に、Web広告に関する専門的なスキルが要求されますが、SEOスペシャリストほど定量的なスキルは要求されないため、求人数はやや多いです。

例えば、以下の求人を見てみましょう。

Web広告運用スペシャリストは、「広告プランナー」や「リスティング広告プランナー」と呼ばれることもあります。この求人の場合は、広告代理店のプランナーポジションでの募集となっています。

また必須要件としては、「日常的にインターネットに触れている方。好きな方。」「明るく、ポジティブな思考の方」などから、Webに関する知識があればOKのような意味合いで書かれています。また、「バリバリ働きたい人」とあるので、結構体力勝負な仕事をするイメージがありますね。

スキル要件としては、「Excel、PowerPointのスキルは優遇」「未経験でも可(1から教えるので安心して下さい。)」とあるので結構誰でも通過できる内容であると言えます。

ここまで3種類の職種を見てきましたが、全体的に難易度は著しく低いと言えます。

Webマーケティング会社が未経験に求める条件

実際に求人を見てみて、Webマーケティング会社や企業のWebマーケティング部門が未経験候補者に求める条件は以下のような条件であると言えます。

・コミュニケーション能力が高い。
・基本的なPCスキルがある
・Webに興味あり、SEMの知識が少しある
・主体性を持って業務ができる

つまり、最低限のコミュニケーションが取れてWebの知識があればOKです。また主体性を持って業務ができることも重要視していることがわかります。

僕が、未経験でWebマーケティング会社の面接を受けた時もだいたいこのようなレベルに毛が生えた質問をされました。もちろんアナリストだったので、マーケティングや統計分析に関する簡単な質問はされましたが、そこまで選考には関係なさそうでした。

未経験転職でも採用される人材としてアピールする


これらの求人を見て、企業が求めていることは大方わかりました。あとは、採用活動の時にアピールするだけです。

このブログを見ている時点で、基本的なPCスキルを絶対的に持っている人が多いはずですので、SEMの知識と主体性を言葉だけでなく見える成果として見せることがアピールに繋がります。

企業も1人の未経験者を雇うのに投資をしているわけなので、悠長に育てている暇はなく、自主的にガツガツやってくれる人材が欲しいのは当たり前です。一番効果的なのはブログを書いてアクセスを集めることと、資格をとってアピールすることです。

ブログを書いて最低限の成果を出す

未経験から確実採用されたいなら、最低限ブログを書きましょう。求人でもあったようにWebが好きで、主体的な人材を企業は求めています。個人でもいますぐにできます。アクセス数は最低でも5000PVあれば十分だと思います。企業が見たいのは、ブログでアクセスを集めるためにどのようなことを工夫しているかを見たいはずです。根拠を持って記事を書いていることがわかれば企業は評価します。

僕の例でいうと、以下のブログを書いていました。
CIO目指すITコンサルタントの備忘録

今思うと恥ずかしい内容ですが、ITコンサルタント時代は集中して書いていて「SAP Basis」「SAP コンサルタント」というキーワードで5位以内に入っており、最高で9000PVくらいのブログでした。このレベルのブログの運営経験をアピール材料として持って行ったら割と好感触で、すぐに採用してもらえました。

大抵の方でしたらブログを書くのは難しくないはずですので、今からできることとしてブログを継続的に書いておくことをオススメします。ブログの利点としては、SEOの訓練ができるだけではなく、著者の人柄がすぐにイメージできるという利点もあります。すぐに取り組みましょう。

Webマーケティング未経験の僕が採用されるために準備したこと

僕のプロフィールを見ると大抵の人は、

元エンジニアかよ、じゃあ採用されるだろうよ(−_−#)

と思われるかもしれませんが、ITとWebマーケティンは全く違うものなので一旦切り離して考えて欲しいです。僕は、ITからWebマーケティングアナリストに確実に転身するために、ブログ以外にも以下を行いました。

・ウェブ解析士の取得
・GAIQの取得
・Google広告認定取得

簡単に説明しますと、ウェブ解析士はWebマーケティングで必要不可欠なサイトのデータ解析手法の基礎を身につけられる認定資格です。GAIQは、Webのアクセス解析ツールであるGoogle Analyticsの認定資格です。Google広告認定資格は、リスティング広告の仕組みや管理画面の操作方法について学ぶことができる資格です。これらを持っていると検索エンジンやチャネル別分析方法をわかっている人材を見なされるため採用面接時の評価がかなり上がります。また1ヶ月半あれば全て取得できますので検討ください。

これら3つの資格を持っていてブログ運用経験があればほぼ100%の確率で採用されるはずです。僕は実際に面接で受けた企業3社の全てから内定をもらっています。もし興味があったら、以下のリンクから確認してみてください。

参考ページ:
ウェブ解析士とは 取得後に振り返ってみる
Webアナリストに必須のGAIQ 難易度や対策法を紹介!!

適切な準備をして確実に採用をもぎ取りましょう!!

本記事では、Webマーケティング未経験者がWebマーケターとして転職するために必要な情報について説明しました。お分かりの通り未経験であっても必要な準備さえしっかりと整えておくことで確実に採用されます。

・未経験OKの求人は多く門戸は開かれている
・Webマーケティングは主に以下の3職種がある
– Webコンサルタント
– SEOスペシャリスト
– 広告運用スペシャリスト
・未経験者に求められるのは以下の特徴である
– コミュニケーション能力が高い
– 基本的なPCスキルがある
– Webに興味あり、SEMの知識が少しある
– 主体性を持って業務ができる
・最低限ブログを書いて5000PVとる
・Web関連資格をとる

本記事を読んで多くの方がWebマーケティング領域でのキャリアをスタートできたら僕としては最高に嬉しいです。