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Webマーケティング初心者🔰
「Webマーケティングをやりたいけれど、めちゃくちゃ激務そうで自分にはできないかも…」
「Webマーケティングって何をしているのかいまいちよくわからない…」

上記の疑問に答えるべく本記事では、以下について説明します。

本記事で説明する内容

① Webマーケティング業界が激務と言われる理由
② Webマーケティングで激務のドツボにハマる人の特徴
③ 激務リスクを軽減する方法

これからWebマーケティング業界に転職したいけれどワークライフバランスが不安だと思われる人も多く、やはりここを重要視される人が結構多いのが実情です。

このような意見に対して、Webマーケティング業界の実態を経験談からご説明したいと思います。

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宮田
本記事を執筆する僕(@webkirin)は、2年間のWebマーケティング会社での実務経験(それ以外にIT経験2年)を経て2020年12月に独立しました。
本記事が対象とする読者(ターゲット)

① ジュニアレベルのWebマーケター(激務すぎて困っている方)
② これからWebマーケターになりたい方

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Webマーケティング業界は激務と言うのは事実


まずはじめに伝えておくと、Webマーケティング業界は超激務ですwww
隠してもしょうがないですが、これは紛れもない事実であると思います。

特に代理店(SEOコンサルティング会社やWeb広告代理店)の場合には、激務になりがちです。

僕がコンテンツマーケティング会社でアナリストをしていた時には、毎日残業していてお昼もまともに食べたことが無いくらいずっと分析レポートや提案資料を作成していましたwww

担当分野にもよるのですが具体的に何にそんな追われるのかと言うと、

・クライアントとの定例会議が夜に行わる
・分析の仮説をみするとデータ抽出のやり直し
・資料作成に膨大な時間がかかる

【コンサルタント】クライアントとの定例会議が夜に行わる

代理店でWebマーケティングの仕事をすると、クライアントとの定例会議がだいたい毎月設定されています。だいたい1人のコンサルタントが5~10社程度担当することになるので、毎月5~10社分の報告資料と改善施策の検討を行い、会議に臨みます。

会議は夜に行われることもあるため、そのあとに指摘のあった箇所について直してクライアントにメールで改善策のレビューを行ってもらうようなことが日常茶飯事で行われます。クライアントも暇では無いので、代理店に依頼している業務を普段から付きっきりで見ている訳ではなく、定期報告の時にだけしっかりとフィードバックをしてくることになります。

【アナリスト】分析の仮説をミスるとデータ抽出のやり直し

Webマーケティングでは、レポートや新規施策を考案する際には必ず仮説を立てた上で仮説を立証するためのデータ抽出を行いレポートを作成することになります。RPAなどの自動化がある程度進んでいるとはいえ、データ抽出をミスって出戻りすると後続作業に致命的な時間のダメージを与えることになります。

結果として、残業してでもデータ抽出を行い遅延時間を取り返すことになります。

資料作成に膨大な時間がかかる

何と言ってもここがもっともボトルネックだと感じています。

代理店の場合には、クライアントが上場企業であることがほとんどだと思います。その場合には適当なExcel資料であることはあり得ないので、基本的にはパワーポイント100ページくらいの資料としてまとめる必要があります。

実際この資料の全てに目を通すクライアントは稀ですが、これが実態ですwww

Webマーケティングで激務のドツボにハマりやすい人の特徴

Webマーケティングの業務はやることが膨大ですが、激務のドツボにハマる人には特徴があることがわかりました(あくまで著者の経験ベースです)。

読者の方も次のどれかに当てはまっているのではないでしょうか?

Webマーケティングの知識自体が少ない

Webマーケティングの激務のドツボにハマる人は、当該領域におけるWebマーケティングの知識が不足している場合がほとんどです。

例えば、得意領域がSEOなのに、SNS領域が少し絡んだ案件であるとSNSの知識が足りず、クライアントへの提案内容がまとまらないと言ったイメージです。

担当領域のビジネスモデル知識が足りない

次に挙げられるのが、ビジネスモデルに関する知識不足問題です。

Webマーケティングの業務を行う上では、自社もしくはクライアントのビジネスモデルを適切に理解していないと、ユーザーに刺さる施策を打つことは難しくなります。

しかし、経験の浅い多くの若手Webマーケターはビジネスモデル自体も勉強中の身分の人が多いため、クライアント(自社であれば事業責任者)が満足する施策を作れないと言ったイメージです。

作業の処理速度が遅い

Webマーケターが苦しむ問題として常に言われるのが、作業の処理速度の問題です。

Webマーケターは毎日大量のデータを処理して、意思決定を行う職種です。毎日Excelにデータを落としてデータを評価して次の施策へ向けてMTGを行うわけです。

レポーティング資料で利用するExcelの関数を知らないことで作業が時間内で終わらないという若手マーケターを数多くみてきました。Excelの基本的な関数は押さえておくことが大切です。

Webマーケティングの激務リスクを軽減する方法

Webマーケティングで激務になる人は、自分のリソース配分の最適化と、作業スピードの向上を意識するようにしましょう。具体的に、次にあげるような対策を実施するようにしてください。

業務の自動化に取り組む

Webマーケティングに関する業務は、クリエイティブ制作、広告出稿、予算管理、PDCA実施など多岐にわたります。

取り組まなければならない業務を小タスクに細分化すると自動化することで作業時間を削減することは十分に可能です。

SEOに関する業務でいえば、次にあげるような業務の自動化が可能です。

・検索順位データの自動出力(RPAによる自動化)
・Google Data Portalを活用したレポーティングの自動化 など

自身が作業を行わなくても業務が円滑に回る仕組み作りを行うようにしましょう。

集計作業などの外注化

業務自動化と同様に、自身が行う必要のないタスクはアルバイトや業務委託のワーカー様に外注するようにしましょう。

レポート作成がGoogle Data Portalでできない場合であっても、標準作業手順書を作成して、外部のワーカー様に外注することで自分の作業時間を削減することが可能です。

自身のリソース(時間、コスト、脳みそ)をどの作業に使うかを明確に管理することで激務状態から脱出できるようになりますので、ぜひ試してみてください。

インプットを増やせば激務リスクが下げられる

誰でも知らないものを上手くこなすことができない時期があるのは当然です。

今まで説明したような激務という状態の大半はインプット不足がもたらすものです。Webマーケティングに関わらず、日本の社会人は勉強をしなさすぎることが問題視されています。

必ず毎日1hは海外の最先端の情報を確認するようにすべきです。Webマーケティングは勉強すればするほどスキルが加速度的に上がっていくものなので継続的に勉強する習慣をつけるようにしましょう。結果としてWebマーケティング業務の生産性が高まっていくはずです。

特にWebマーケティングの基礎が不足している方は、DMMが提供するWebマーケター養成スクール「マケキャン」を受講するのも良いと思います。

マケキャン

その分の魅力・やりがいがあります


ここまでWebマーケティングがかなりの激務であることを説明しました。改めて文章を見返すとWebマーケティング業界って超ブラックじゃんって思いましたwww しかし、いまだにWebマーケティングで生計を立てている僕からすれば、見返りがしっかりありやりがいがあるので、ギリギリブラックではないと思っています。

Webマーケティング業界がブラックだと不安に思われる人も安心して欲しいです。ここでは、Webマーケティングで得られるリターンやそれに伴うやりがいについて説明します。

特に以下のようなリターンがあります。

・1分野で結果を出すと一生就職先には困らない
・業界の最先端の情報に触れられる
・事業を見る目が養われる
DMM MARKETING CAMP

1分野で結果を出すと一生就職先には困らない

Webマーケティングの場合、数多くの分野がありますが、基本的にはSEOベースのコンテンツ系マーケターとリスティング広告などの広告系マーケターに大別されます。いずれの分野で結果を出すとどこの会社に言っても通用します。

例えば、僕はSEOをベースにしたコンテンツ系マーケターなのですが、前職のWebアナリスト経験と現職のWebディレクターとしての職務経験を持っていまして、Youtube動画でも特定キーワードで1位を取った経験もあります。特に今の会社のサイトでは、民泊関連キーワードを中心にしたコンテンツ設計を行い、4ヶ月の施策でオーガニックセッションを6倍増加させた実績があります。

僕は、Youtube動画とSEOの実績で有名なスタートアップ数社からオファーをいただいた経験がありますし、自分でもびっくりしたものですが、Webマーケティングは投下した日数に対しての市場評価インパクトを考慮するとコスパが圧倒的に高いです。

業界の最先端の情報に触れられる

Webマーケティング業界で仕事をしていると、常に最新の情報を追いかける必要があります。
例えば、代理店で働いている場合には、クライアントのビジネス領域(インダストリー)でウケるものは何か常に考える必要がありますし、Webの技術も新しいものが常に生まれていますので、それにもキャッチアップする必要があるわけです。

このように最先端の領域で仕事ができるというのは、知的好奇心をくすぐり常に楽しく仕事ができる要素なのでは無いかと思うのです。

事業を見る目が養われる

個人的には、ここが一番大きいのですが、Webマーケティングに詳しくなればなるほど経営者目線で物事を見るようになり、Webマーケティングのさらに上流の事業領域までを見る目が養われます。

Webマーケティング戦略を考える時には、考慮するKGI・KPIは事業戦略からブレークダウンしたものです。つまり、必然的にWebマーケティングで必要な数字は事業目標を達成するために設計された数値であるわけで、事業目標を常に意識した上で仕事を行うことができるのも魅力なのでは無いかと思うわけです。

ここまで説明してもピントこない方は以前執筆した以下の記事も参考にしてもらえると良いかもしれません。

参考ページ:
Webマーケティングに向いてる人の特徴とは!?

激務だけどリターンが大きい

Webマーケティングは確かに超絶激務ですが、超絶コスパが良いということをわかってもらえればこの記事に価値があったと言えます。僕自身がWebマーケティング経験1年未満ですでにディレクターとしてバリューを出せていますし、一定層の方々から評価してもらえている自負があります。

IT業界からWeb業界へ転職して環境やスキルセットが一気に変わり、キャリア感・人生観も変わりました。今は自分でビジネスに影響を与えられるスキルを持っているという優越感(満足感的なもの)にとても満足しています。

この記事をきっかけに多くの人がWebマーケティング業界でやりがいを見つけてもらえたら嬉しいです。