コンテンツマーケティングがデジタルマーケティングの中でも重要な役割を果たすようになってきた昨今では、数多くの起業がオウンドメディアを立ち上げ、大量のコンテンツ投下のために日々努力奮闘しています。

そんな中では、オウンドメディアを運営するWebディレクターはクラウドソーシングを活用して記事を外注すると思うのですが、Webライターを選ぶ時に何を基準にするべきかあまりわからない人って多いと思います。

私自身がWebディレクターとして、記事外注の際に大切にしていることを書いていきます。

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クラウドソーシングでの記事外注は難しい


オウンドメディアで記事外注を行うのはとても難しいです。「良い記事が納品されない」ことがイシューであるとすると、いくつか原因の仮説をあげられると思います。主に、「依頼したWebライターの質が低い」「依頼の方法が悪い」の2つがあげられると思います。

依頼したWebライターの質が低い

依頼したWebライターの質が低いと言うことはよくあります。これも「専門知識が足りない」場合と「Webライティングスキル」がそもそも低いことなどあります。大抵の場合、Webライターとして応募してくるくらいの人なので頭は悪くないはずです。

なので、単純に専門知識が足りない場合が多いと思います。専門知識が足りないから文章としての体裁は整っているけれど、ユーザの心に刺さる文章になっていないと言う具合です。

依頼の方法が悪い

扱う記事の量が多くなればなるほど、Webライターへの依頼業務も手間になります。そのため、ただ対策キーワードと記事の雰囲気などを伝えて、後続の見出し案を作ったりする作業はWebライターに委ねると言うようなケースも多いようです。

しかし、これでは、SEOを意識した文章も上がってこないですし、自社メディアのテーマとはやや乖離した趣旨の記事になってしまう恐れも十分に考えられます。

このようにWebライティングの外注は色々と細かなことを気をつけないと、結局ディレクター自身が記事をリライトするなどの恐れがあり、非効率的です。これらを事前に回避するために以下で解決策を書いていきます。

Webライターはインダストリーの専門家を選ぶべき!!


Webライターに記事を外注依頼しようとしてクラウドソーシングサイトを見ていると、たくさんのライターのプロフィールがあって誰に依頼してもそれなりの記事を納品してくれそうな感覚になります。

しかし、結論から言うとライティングスキルはあまり関係がないような気がしています。Webライターに記事を外注する根本的な目的としては、自社の業界・業務領域のノウハウを記事にしてリードナーチャリングする記事であるべきでして、ユーザが本当に欲しい情報がそこに書いてある必要があります。

今の時代ですと、大抵の情報はググれば手に入ります。ユーザは興味があってオウンドメディアを見ているわけなので、大抵の知識は持っているはずです。本当に重要なのは、業界人でも納得できるような価値のある情報であると思います。

ライティングスキルはまともな教養があれば捨ててもよい!!


ユーザが欲しいのは、それっぽい記事情報ではなく、深い洞察に基づいたその業界のインサイトやナレッジです。そのため、まともな学歴やキャリアを確認できるのであれば経験3ヶ月のライターでも問題なくスカウトするべきだと思います。

現在、不動産関連の事業会社のWebサイトのディレクションをやっていますが、宅建士などの資格を持っていないとこの業界の記事執筆はほぼ難しいです。法律関連の記事が多く、大抵は行政書士の方や不動産業務経験者がライターをしているメディアが多いイメージです。

このような中で、不動産業界経験は無いけれど、Webライター経験は5年です。と言うような意欲的な方がいたとしても、業界経験5年のWebライター経験3ヶ月とかの人の方が良い記事を書いてくれると思っています。

そのほか良いWebライター様を見つける上では、下記の記事が参考になりますのでぜひご覧ください。

参考記事: 「このライターいい文章を書くなあ」と感じさせたい!そのための推敲・校正のポイントを厳選して6つ紹介 | 副業ライターの学校

記事案やライティングガイドラインは共有しておく!!


Webライターに記事を依頼する時には、ただ対策キーワードを共有するだけでなく、必ず自社メディアでライティングする際に守っているガイドラインや、記事案などは用意しておくべきです。これらの記事は原則としては検索エンジンからの流入がメインになるはずですから、ある程度SEOを意識した構成にするためです。

ガイドラインとしては、コピーライティングの禁止、使用画像の著作権などの注意書きなどを必ず盛り込みましょう。

また、記事案としては、最低でもタイトル、h2タグなどは決めておいて、必要があれば変更可とすべきです。どんなにいい記事であってもユーザの目に触れるところにないと読まれることがないので、SEO要件は意識するべきです。

最後に

Webディレクターの主業務の1つである記事コンテンツ制作ですが、時間がないからといって、適当な依頼をしていると結果として自分の首を絞めることになります。

可能な限り、適切な専門家にルールを伝えた上でライティングをしてもらうだけで、良い記事が帰ってくると思います。

メディアのグロースのために頑張りましょう!!