こんにちは、SEO分析が得意なwebディレクターキリンです。この記事では、canonicalタグについて説明します。

本サイトではまだないですが、DB系のサイトの運用などでは、同じページでも複数のURLで表示されることがよく起こります。これを放っておくと検索エンジンに重複コンテンツと認識されてしまい、Webサイトの評価が下がってしまいます。そうならないように、正規のページを検索エンジンに知らせる設定をする必要があり(URLの正規化)、これをcanonicalタグを設定することで対策をします。

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canonicalタグとは

canonicalタグは、検索エンジンに対して正規のURLを認識させるために用いられるタグを指します。
どのような時に利用するのかというと、同じコンテンツにもかかわらず、URLが異なるものがあった場合に、該当ページが重複コンテンツと認識され低評価を受けてしまうことがあります。検索エンジンに正規に評価してもらいたいURLはどちらか一方のはずなので、検索エンジンに正規URLに認識させるわけです。

canonicalタグを使う時とは


canonicalタグを実際に活用する場面について説明します。

httpとhttpsのドメインやwwwありなしなど複数のドメインが存在する時

長くサイトを運用している場合は、SSL認証設定前のhttpドメインを併用して使うことはよくあると思います。しかし、2種類のドメインが存在しているのに、コンテンツが全く同じ場合は検索エンジンにコピーコンテンツと認識されやすいので、http側のコンテンツにcanonical設定をして、https側のコンテンツを正規ページと認識させる必要があります。

ECサイトで1商品に対して複数の色やサイズ分のURLが存在する場合

これは、ECサイトでよくあるケースです。Google Search ConsoleでインデックスされていないURLを確認するとわりとこのケースであることが多いです。

1つの商品に対して固定表示されるURLが存在し、色やサイズが異なるものはURLの後半に順序パラメータが付与されるため異なるURLになります。サイズ数 × 色数だけURL数が増加するため、早いうちに対策することが望ましいです。

PCサイトとスマホサイトの両方を運用している場合

PCサイトと異なるドメインでスマホサイトを運用している場合も、類似したコンテンツが異なるURLで存在する場合が起こり得ます。

WebサイトURL: https://webkirin.info/

スマホURL: https://sp.webkirin.info/

このような場合でも、URLの正規化を行いましょう。

canonicalタグの設定方法

canonicalタグの設定方法について説明します。canonicalタグは設定方法はいたって簡単です。

例えば、httpとhttpsの下記2通りのURLを想定します。

A: https://webkirin.info/

B: http://webkirin.info/

この場合、GoogleはSSL認証が実施されたセキュアなサイトを高く評価するため、BのURLにcanonicalタグ設定をします。Bのソースコードのhead要素の中に以下の記述をするだけです。

<head>

<link rel=”canonical” href=”https://webkirin.info/”>

</head>

上記のように、正規URLとしてGoogleに認識させたいURLを「href=””」の中に記載します。

head要素の中に書き込むのは、クローラーがコードの上から読み込んでいくからです。

まとめ

今回は、canonicalタグで行うURLの正規化について説明しました。
Webサイトを運用しているとページ数がどんどん増えていくので、重複ページ問題は避けて通れません。
Google Search ConsoleなどのWebマスターツールを活用し、常に改善していくことを心がけましょう。