突然ですが、Webマーケティングをインハウスでやってると、Webマーケティング会社から営業電話がかかってくることって結構あるんです。

特に、SEOコンサルタントからの電話が多くて、1ヶ月に5件くらいかかってきます。僕がディレクションしているサイトの知名度が上がっているからこそのありがたい営業電話なのですが、SEOコンサルタントが胡散臭い感じで、かつレベルが極めて低いと感じたので、彼らがやりがちな事を共有しつつ改善して質の高い提案をしてほしいと思います。

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カズヤん
補足ですが、僕は4ヶ月だけですが、WebマーケティングコンサルファームでアナリストとしてWebサイトの分析しまくっててそこそこバリュー出していたので参考になると思います。
本記事で説明すること

① できないSEOコンサルタントにありがちな営業手法
② できないSEOコンサルタントの特徴

また、本記事は以下のような読者をターゲットとしています。

本記事が対象とする読者(ターゲット)

① 駆け出しSEOコンサルタント
② これからSEOコンサルタントをしたいと思っている人

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最近よく来るSEOコンサルタントの営業との会話

最近よく来るSEOコンサルタントの電話で、全く同じような電話が月に5件くらいきます。よく聞くとそれらの会社は上場企業であることも割とありますので驚きです。

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カズヤん
はい、Webマーケティング担当です。
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できない営業
突然ですが、御社サイトはSEO対策をしておりますか!?
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カズヤん
あ、はい… がっつりとしてますね…
(なんだこの勢いwww
だいたい記事タイトルとかサイトの論理構造見ればわかるでしょ…)
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できない営業
なるほど、対策キーワードってどのあたりですか!?
あとペルソナも詳しく教えてもらえると提案しやすくなるのですが… うちなら月々20万円でできますけど…
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カズヤん
一旦御社資料をメールで下さい。
提案内容に興味があったらこちらから連絡します。
(おいまじか… 対策キーワードはサイト名とか記事コンテンツからわかるはずだし、うちのサイト情報見れば事業内容書いてあるからペルソナもわかるんだけど… 一旦逃れるか..)

まあよくある営業電話なのですが、SEOコンサルタントとして受注率を上げたいならこのレベルの営業はやめましょう。かなり胡散臭いですwww

荷電営業しかり、受注取れないSEOコンサルタントがやりがちな改善ポイントを説明していきます。

No.1: お客様から直接対策キーワードを聞こうとする

お客様から直接対策キーワードを聞こうとするSEOコンサルタントには、注意が必要です。

SEOの実力がある人であれば、Webサイト構造や記事コンテンツのタイトルなどから対策キーワード領域を大体推測できるからです。

電話してくる前にある程度の予測をたてて来ている人はできる人ですが、いきなり電話してきて、キーワードを聞いてくるようなSEOコンサルタントは、実力がない人なので注意が必要です。

関連ページ:
SEOキーワードツールはKWFinderがオススメ!! 競合分析やキーワード調査方法をご紹介!!

No.2: 未だに被リンク販売してる

未だにに被リンクの販売をしているSEOコンサルタントもまずいです。

SEOにおいては、被リンクが重要であることは間違いないのですが、クライアントのWebサイトをしっかりと分析していないにも関わらず、被リンクを率先して販売する業者がいまも存在します。僕もびっくりしているのですが…www

関連ページ:
SEOの外部対策とは!? 被リンク対策の重要性について

No.3: コンサル費用の話はしつこいのにSEO効果の話がテキトー

クライアントの課題はそっちのけでコンサル費用の話が先行している人はかなり危ないです。

さらにほとんどのSEO会社は上がるかもわからない謎の提案で月に20~40万円(規模が大きいとそれ以上)を基本金額として提案して来るのですが、中小企業とかであれば、SEOにそこまで予算を割く余裕はないので、仮に提案するとしても見合ったリターンのシミュレーションくらいはたててほしいというのが本音です。

関連ページ:
企業ブログに集客効果はあるのか!? 効果測定・注意点について説明します

No.4: テクニカルSEOの勉強を全然していない

テクニカルSEOの勉強をしていないSEOコンサルタントは、今後の仕事の受注はさらに厳しくなるでしょう。

テクニカルSEOとは!?

テクニカルSEOとは、SEOに関するバックエンドに関する要因の改善活動を指します。主な論点としては、以下のような項目が対象となります。

・XMLサイトマップ最適化
・Robots.txtファイル最適化
・重複コンテンツ最適化
・クローラビリティ最適化 など

個人ブロガーが増加し、コンテンツ系のWebサイトのSEO手法やナレッジに誰もがアクセスできるようになり、コンテンツ系Webサイトのナレッジがコモディティ化してきています。

現在では、DB系サイトのようなテクニカルな知識が要求されるような難易度の高いSEO案件を取らなければならないでしょう。

DB系のWebサイトの場合には、コンテンツ系のWebサイトよりも難しい技術的なスキルが求められます。多くのSEOコンサルタントは、未経験で業界に飛び込んできているため、このテクニカルSEOの理解が甘く、質の高い提案ができない人が多いのではないかと思います。

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カズヤん
SEOコンサルタントであれば、テクニカルSEOの知識を常にインプットすることを強くオススメします。

No.5: 自分で実験していないから突っ込んだ話ができない

自分で実験をしていないSEOコンサルタントは、施策アイデアの数がとてつもなく少ないです。そういう人はクライアントから信頼が得づらいです。SEOコンサルタントとして仕事をするならば、自分のサイトを持って実験をするべきです。

僕がWebコンサルティングファームにいた時には、超できるマネージャーは個人メディア運用暦があって、検索ボリュームが9000のキーワードで1位を維持しているような猛者でしたwww

個人メディアを運営している人としてない人では、SEOに対する知見や経験に差がつくので、ブログでもいいからメディア運営経験を早いうちに積むことをオススメします。

関連ページ:
Webマーケティング習得で最も効果的なのはブログ運営であること

SEOコンサルタントは顧客を凌駕する情報量か得意分野を持つべき

SEOコンサルタントはかなり高度なSEOの知識が要求されるので、バリューを出すのは難しいです。クライアントの方がWebマーケティング経験があることがほとんどですから、提案が受け入れられるためには、本記事で紹介したようなイージーミスをしないことをオススメします。

これからSEOコンサルタントとしてのキャリアを歩むのなら、常にSEOの探求をして「SEOオタク」になることが一番手っ取り早いです。SEOコンサルタントとしての皆さんの検討を願います。