・Webマーケティング職で年収を高めたい…
上記の疑問に答えるべく、本記事では以下について説明します。
① Webマーケティング業界の年収相場(職種別/経験者別)
② Webマーケティング職での年収を高める方法
これからWebマーケティング職での転職を検討している方であれば、平均年収について知りたい方は多いはずです。
本記事を最後までお読みいただくことで、Webマーケティング業界の年収相場について詳しく理解できるようになります。
また、本記事の読者は以下を対象としています。
・Webマーケティング業界への転職を検討している人
・Webマーケティング職で自身の年収を上げたい人
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Webマーケティング職で1,000万円超えるのか?
結論、Webマーケティング職で年収1,000万円を超えることは不可能ではないけれど、ハードルはとても高いでしょう。
2021年にdoda社が行った調査では、Webマーケティング職の平均年収は466万円でした。国税庁が発表している日本人の平均年収436万円と比較すれば30万円高くなりますが、年収1,000万円が簡単ではないのが分かります。
実際に年収1,000万円を超えている方は、大手広告代理店に勤めるマーケティングのプロ、ベンチャーや中小企業で活躍する役員レベルのマーケター、外資企業に勤めるマネジャー職以上などです。
マーケティング職で年収1,000万円を超えることは不可能ではないけれど、ハードルは高いため、スキルを高めながらキャリアアップは必要になるでしょう。
参考:doda『平均年収ランキング』、国税庁『民間給与実態統計調査』
Webマーケティング職の年収相場(職種別)
Webマーケティング職には、さまざまな仕事内容があります。そこで、今回は以下5つのWebマーケティング職について、それぞれの年収相場をご紹介します。
1: SEOコンサルタント
2: Web広告運用者
3: SNSマーケター
4: 社内インハウスマーケター
5: Webコンサルタント
それでは、職種別にそれぞれの年収相場をみていきましょう。
SEOコンサルタントの平均年収
SEOコンサルタントの平均年収は、400〜500万円です。実務経験数やスキルによっては若干変動することもあります。
SEOコンサルタントとは、顧客のWebサイトへアクセスを増やし、売上につながる集客をサポートする職業です。
顧客の売上によっては、インセンティブが支給される企業もあります。そのため、成果次第では年収500万を超えることも可能でしょう。
しかし、年収1,000万円を超えることは難しいため、年収1,000万円以上を目指したい方は、管理職クラスの地位を目指してキャリアアップをするか、独立や副業など個人で仕事を請け負う選択が必要になります。
Web広告運用者の平均年収
Web広告運用者の平均年収は、400〜500万円です。日本人の平均年収とあまり変わらないですが、未経験でも挑戦できたり、さまざまなキャリアパスを描けたりします。
Web広告運用とは、顧客の出稿したWeb広告を運用し、顧客の商品へのコンバージョンを増やす職業です。
Web広告の種類は、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などがありますが、近年はWeb広告を出稿する企業も増えており、広告の種類は多様化しニーズが高まっています。
広告の出稿結果を分析し、目標値を達成するための改善、新たな施策など、PDCAサイクルを回しながら結果を出すことができれば、市場価値の高いWeb広告運用者となり年収も上がるでしょう。
SNSマーケターの平均年収
SNSマーケターの平均年収は、300〜500万円です。しかし、近年ではTwitterやYoutube、TikTok、InstagramなどさまざまなSNSが爆発的に普及し将来性があるため、500万円を超えることもあり得るでしょう。
SNSマーケターとは、SNSを活用して自社の商品やサービスを告知したり、日常的に発信を行ったりすることで自社のファンを獲得する職業です。
これまでは、一般的に商品やサービスを告知するためには広告を出稿するのが当たり前でしたが、SNSの登場により簡単に顧客へアプローチができるようになりました。
顧客単価の低い商品やサービスを提供する企業のSNSマーケターは、年収が上がりにくいかもしれませんが、取り扱う商品やサービスによっては、年収を大きく上げることができるでしょう。
社内インハウスマーケターの平均年収
社内インハウスマーケターの平均年収は、400〜600万円です。大手企業ほど年収が高くなる傾向があるため、経験や実績があって大企業に勤務できれば、年収は600万以上になるでしょう。
社内インハウスマーケターとは、社内専門のマーケターのことであり、社内のマーケティング業務全般を行う職業です。
マーケティング業務全般を行わなければならないため、SEO、Web広告、SNSなどマーケティングに関する幅広い知識と専門性が必要になります。
優秀な社内インハウスマーケターであれば、外注費用や外部とのコミュニケーションコストを削減できるため、年収が上がる可能性もあるでしょう。
Webコンサルタントの平均年収
Webコンサルタントの平均年収は、500〜1,000万円です。専門的な知識や実績などが必要にはなりますが、平均年収は高く1,000万円を超えることも可能でしょう。
Webコンサルタントは、Webを活用する顧客に対して、Web全般のコンサルティングを行い、目標達成のサポートをする職業です。
Webコンサルタントとなれば、SEOやWeb広告、SNS、マーケティングだけでなく経営も含めた幅広い知識と経験値が必要になります。
未経験者からいきなりWebコンサルタントになるのは難しいことですが、将来的に高い年収を目指したい方は、幅広いジャンルの知識を身につけながら経験値を積み上げて、目指すのもよいでしょう。
Webマーケティング職の年収相場(経験者別)
Webマーケティング職には、さまざまな仕事内容があり、職種によって年収は大きく異なります。さらに、経験者、未経験者、独立フリーランスでも年収は変わります。
そこで、経験者、未経験者、独立フリーランスについてぞれぞれ詳しくみていきましょう。
経験者の平均年収
経験者の平均年収は、500〜600万円です。実績やスキルが高かったり、企業でのポジションが上だったりすると、1,000万円近い方もいるでしょう。
実績や経験があれば、一部の専門職ではなく、全般業務やコンサルタントとしても活躍することができるため、貴重な人材として高い対価が支払われます。
また、経験者になると、比較的年収の高い傾向にある大手企業のインハウスマーケターなどへの転職もしやすくなります。
自分の実績やスキル、経験値などを生かしてキャリアアップをすることで、今よりもさらに年収を高めることもできるかもしれません。
未経験者の平均年収
未経験者の平均年収は、300万円前後です。どうしても未経験者の平均年収は、経験者の平均年収よりも低くなってしまいます。
その理由は、Webマーケティング職の中で未経験でも就職できる職種は限られてしまい、比較的年収の高いコンサルタントや大手企業でのインハウスマーケターなどは難しいからです。
実際に未経験者でも就職しやすい職種は、Web広告運用やSNSマーケターなどでしょう。もちろん知識やスキルも必要ですが、コンサルタントなどに比べると狭い領域の知識やスキルで仕事ができます。
いきなり経験者のステージを目指すのではなく、専門スキルや経験値を積み上げながら少しずつキャリアアップを目指していくのがよいでしょう。
独立フリーランスの平均年収
独立フリーランスの平均年収は、さまざまです。上限はなく、本人の働き次第で大きく稼ぐことも可能でしょう。
実際に、複数の案件を掛け持ちしたり、一部を外注したりすることで月収100万円を超える人も多く、年収1,000万円を超える人も多くいます。
しかし、逆に案件がなくなれば収入はゼロになってしまうリスクもあるため、継続的に安定して稼げる保証はないので注意が必要です。
独立フリーランスで働くメリット、デメリットはそれぞれありますが、会社員では稼ぐことのできない金額を稼ぎたいと考えている方にはおすすめの働き方かもしれません。
Webマーケティングで年収を高めよう
Webマーケティング職の年収は、日本人の平均年収と比較すると高いと言えるでしょう。
しかしながら、Webマーケティング職と言っても職種はさまざまであり、仕事内容や実績、経験値などによって年収は大きく異なります。
最近は、SNSの爆発的な普及やWeb広告の需要が高まるなどして、業界全体が成長しているため年収も比較的上がりやすいでしょう。
まだまだ将来性のある業界ではあるため、高い年収を目指したい方にはおすすめできます。