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SEO初心者
構造化マークアップとはどのようなマークアップなのか、種類実装方法も含めて具体的に知りたい。

上記のような疑問に答えるべく、本記事では以下について説明します。

本記事で伝える内容

① SEOにおける構造化マークアップについて
② 構造化マークアップの種類
③ 構造化マークアップの実装方法
④ 構造化マークアップのSEO効果
⑤ 構造化マークアップテストについて
⑥ 構造化マークアップのWordpressプラグイン

本記事では、SEOにおける構造化マークアップについて説明します。本記事を書く僕は、Webマーケティングアナリストとして、SEOに関する分析業務経験が豊富にあり、構造化マークアップでのクリック率増加を実現した経験が多くあります。

本記事で説明する構造化マークアップについて理解していれば、Googleのクローラビリティが向上するだけでなく、検索したユーザーからのクリック率向上が見込めます。Webマーケティングの初心者やSEO担当者の方には必ず読んでもらいたいです。

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SEOにおける構造化マークアップとは!?

構造化マークアップとは、Webサイトの構造化データをGoogleのクローラーが理解しやすいように記述するマークアップ方法です。

Googleなどの検索エンジンで、本ブログのタイトルである「Webマーケターキリンのつぶやき」と入力した時に、人間であれば「Webマーケティング関連のブログかな!?」とある程度の推測ができるかと思います。

しかし、検索エンジンからしたら、これが某飲料メーカーのサイトかも知れないし、もしくは、法人と解釈するかも知れないし、解釈に困ることがあります。構造化マークアップを行うことで、本サイトが「カズヤん」という著者によって運営されている「Webマーケティング」に関するブログであることを知らせることが可能になるわけです。

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カズヤん
検索エンジンマーケティング(SEM)では、Webサイトがどのようなテーマなのかを検索エンジンに解釈してもらうことがとても重要です。
構造化マークアップによって検索エンジンに評価されやすいサイトを作れるということなのです。

セマンティックWebの概念が元になっている

構造化マークアップは、セマンティックWebという概念に基づいて推奨されるマークアップです。セマンティックWebとは何なのか。以下の定義を見てみましょう。

The Semantic Web is a mesh of data that are associated in such a way that they can easily be processed by machines instead of human operators.

https://www.techopedia.com/definition/27961/semantic-web

直訳すると、「セマンティックWebは、人間がデータ解釈するように、マシン(機械)が簡単にデータに意味を与えられるようなデータ網である。」と言うことです。これはつまり、検索エンジンのクローラーがWebデータを解釈しやすいネットワーク構築を目指しているということです。

ボキャブラリーとシンタックス

構造化マークアップを理解する実装する上で重要な2つの言葉について説明します。

・ボキャブラリー
・シンタックス

簡単に説明すると、「ボキャブラリー」は定義であり、「シンタックス」は記述方法を指します。これらについては以下で説明します。

構造化マークアップのボキャブラリー

構造化マークアップにおけるボキャブラリーとは、構造化マークアップで使用する単語を定義する規格を指します。

例えば、人の名前ならば「name」、住所ならば「address」と言った具合に、マークアップする対象項目の名前の定義を表します。

ボキャブラリーには、「schema.org」と「data-vocabulary.org」の2つのボキャブラリーが存在しますが、Googleが推奨するのは、「schema.org」ですので、「schema.org」のみをおさえておけば問題ありません。

構造化マークアップのシンタックス

構造化マークアップにおけるシンタックスとは、構造化マークアップで使用するマークアップ記法を指します。

ボキャブラリーのschema.orgによって定義され、Googleに推奨されているシンタックスは主に以下の3種類のシンタックスとなります。

代表的なシンタックス3種類

① Microdata
② RDFa Lite
③ JSON LD

現在Googleに推奨されているのが、JSON LDによるマークアップです。これから構造化マークアップを行う場合には、JSON LDによるマークアップを抑えておけば問題無いです。

構造化マークアップ支援ツールで実装可能

HTMLで直接マークアップをするのが難しいと言う方もいらっしゃるはずです。Googleが提供する構造化マークアップツールで実装する方法をオススメします。

構造化データマークアップ支援ツールとは!?

Googleが提供する構造化マークアップ用のマークアップ言語生成ツールです。「レストラン」「求人情報」「記事」などの特定のWebページカテゴリー用のマークアップ言語の生成が可能です。全てのWebページを網羅しているわけでは無いので注意しましょう。
こちら

構造化マークアップテストで実装確認

構造化マークアップの確認時には、Googlが提供している構造化データテストツールを活用しましょう。構造化テストテストツールは、対象のURLを入力する事で構造化データの実装確認が可能です。

今回は、本ブログの記事詳細ページのパンくずリスト(BreadcrumbList)の実装確認をします。

以下のように対象の記事ページのURLを入力して「テストを実行」を押下するだけですwww

すると、実装されている構造化データのマークアップが確認できます。

パンくずリスト(BreadcrumbList)はこのような感じで実装されています。僕はEmanonというテーマを使っているので、元から実装されています。これから構造化データマークアップを行うという方は必ず使うようにしましょう。

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さいごに

本記事では、SEOで重要な役割を果たす構造化マークアップについて説明しました。本記事の内容をいかにまとめましたので、ご確認ください。

本記事のまとめ

構造化マークアップ・・・Webサイトの構造化データをGoogleのクローラーが理解しやすいように記述するマークアップ方法

セマンティックWeb・・・検索エンジンのクローラーがWebデータを解釈しやすく設計されるべきであるというWebデータの概念

ボキャブラリー・・・構造化マークアップで使用する単語を定義する規格。代表例として「schema.org」がある。

シンタックス・・・構造化マークアップで使用するマークアップ記法。代表例として「Microdata」「RDFa Lite」「JSON LD」がある。

構造化マークアップ支援ツール・・・Googleが提供する構造化マークアップ用のマークアップ言語生成ツール

構造化データテストツール・・・Googleが提供する対象URLを入力し、構造化データの実装確認ができるツール

これからSEOを志す人には、構造化データマークアップは重要なSEO施策ですので、仕組みを理解して実践出来るようにしましょう。