Googleアナリティクスでは、ユーザがWebサイトにアクセスした時に入力した検索ワード(検索クエリ)を確認することが可能です。そのため、ユーザがどのようなことを知りたくて検索エンジンを利用して、自社サイトにランディングしてきたかがわかります。

本記事では、Googleアナリティクスで検索ワードを確認する方法とその意義、またどのようにWebサイト改善に活用することができるのかについて説明したいと思います。この内容は企業のSEO担当者や、個人ブロガーでサイト運営に田鶴s割っている方であればどなたにでも有益な情報であると思いますので、期待してください。

検索ワードがわかると細かなユーザニーズがわかる!!


皆さんが運営しているWebサイトには、何かしらのテーマがあると思います。企業が運営するメディアの場合は企業の製品に関するテーマであり、個人ブログの場合でも必ず強みを持つテーマがあるはずです。

ユーザが検索エンジンを利用するときには、何か特定のテーマについて調べて詳しく情報を知りたいはずです。この時にユーザが具体的にどのような情報を知りたいのかは、ユーザが検索する時に入力するキーワードを確認することで推測することが可能です。

例として、民泊ビジネスをしている会社のサイトがあったとして、ユーザが以下のようなキーワードを入力した場合に、そのユーザのニーズが簡単にわかると思います。

「民泊 収益」・・・民泊の収益を知りたいユーザで、これから民泊を行いたい、オーナー候補者
「民泊 ((地域名))」・・・特定の地域の民泊物件を探しているユーザで、民泊に泊まりたい人

民泊ビジネスの場合は、民泊オーナー向けビジネスと民泊ユーザ向けビジネスがあるので、まずはどちらのユーザか見極める上でキーワードは大変重要な意味を持ちます。

Googleアナリティクスで検索ワードを調べる方法

実際にGoogleアナリティクスで検索ワードを調べる方法について紹介します。Googleアナリティクス単体の機能とWebマスターツールであるGoogle Search Consoleの2種類のツールにより確認することができます。事前にGoogle Search ConsoleをGoogleアナリティクスと連携することで、Googleアナリティクス内でGoogle Search Consoleで取得した検索ワードを取得することができます。

① 「集客」->「キャンペーン」->「オーガニック検索キーワード」をクリック(Googleアナリティクス単体機能)

② 検索ワードのビューが表示される

Webサイトが獲得している検索ワードが確認できます。しかし、よく見てみると、検索ワードのほとんどが(not provided)や(not set)と表示されていることがわかります。「not provided」については後述しますが、このままでは、検索ワードを確認できないので、Google Search Consoleの検索クエリ確認機能を利用し、検索ワードを確かめます。

③「集客」->「Search Console」->「検索クエリ」をクリック(Google Search Consoleの機能)

④ 検索ワードのビューが表示される

Google Search Consoleは、Googleにてユーザが入力したクエリ情報を確認できるツールとなります。Google Search Consoleが導入されているWebサイトにランディングする全てのクエリを取得しているため、必要なクエリ情報はほぼ全て網羅できているはずです。

事前にGoogle Search ConsoleをGoogleアナリティクスに連携する必要があります。必ず連携することをオススメします。

not providedが表示される理由

検索エンジンがユーザが入力した検索ワード情報をGoogleアナリティクスに提供しなかった時に表示されるのが「not provided」です。このような事象が発生するのは、現在ほとんどのWebサイトがSSL認証化した「https」のURLとなっていて、SSL認証によるセキュリティ強化が原因となっています。つまり、ユーザが入力した検索ワード情報が暗号化されているため、Googleアナリティクス側で取得ができないということになります。

ユーザの個人情報を守る上では大変効果的な仕組みではありますが、ユーザニーズを調査したいWeb担当からすると少々厄介な機能かもしれません。

not setが表示される理由

Googleアナリティクスが読み取れないようなデータである場合に表示されるものです。つまり、アクセスはあったけれど、それがどのようなデータかがわからないような状態のものです。

これはGogoleアナリティクスで対応していないデータ型の時に起こるため、よくわからないけどアクセスがあったくらいに構えておくと良いと思います。

検索ワードからWebサイト改善案を考案!!

検索ワードからWebサイト改善に役立てられる有益なデータが得られます。先述しましたが、Webサイトには特定のテーマがあるはずで、通常どのWebページも特定の検索ワードでユーザがランディングするようにSEO担当者が設計しているはずです。作成したコンテンツを設計時の対策キーワードでユーザ獲得できていない場合は問題かもしれません。

先ほどの民泊の例に戻りますが、もし、「民泊 清掃」(検索Vol: 390)を対策キーワードとする記事コンテンツを作成したのに、「民泊 管理」(検索Vol: 90)でユーザがランディングしていた場合、獲得したいユーザ数が1/4になり、当初獲得したかったCV数が獲得できない事態になりかねないからです。

もし、獲得していたキーワードの検索Volが圧倒的に少ない場合には、記事リライトして対策キーワードがGoogleのロボットに認識されるように設計し直した方が利口です。

このようにサイトが獲得している検索ワードがわかるだけでも重要なインサイトが得られることがわかります。

まとめ

本記事では、Googleアナリティクスでサイトが獲得している検索ワードを調べる方法、また調べる意味について説明しました。SEOに精通している人なら当たり前のことなのかも知れませんが、歴の長いメディアディレクターでも検索ボリュームや検索ワードを意識せずにサイトを運用するような方は結構いらっしゃいます。

これはソーシャルを活用したバズフィードのようなバズ専用のメディアならいいのですが、検索エンジンからの流入を獲得したい場合には、必ず見て欲しい箇所かと思います。今回の記事が、皆さんのアクセス解析理解の助けになれば大変嬉しいです。