Progateやドットインストールなどの個人でプログラミングを学べる環境が整って来た今では、誰もかれもがプログラミング学習を開始しています。

僕自身は新卒1年目はUNIXサーバーやデータベース管理者としてシステム運用をしまくった経験がありますし、入社前に独学でJavaの認定資格を取ったりHTMLを書いたりしていた経験がありまして、今のWebマーケティング業務で大いに活きています。

ところが、最近下記のような質問をいただくことが多いです。

Webマーケティングでもプログラミングは必要なのか?

だとか

Webマーケティングでオススメのプログラミング言語は何なのか?

結論から言うと、大いに必要ですし、フロントエンド言語であるHTMLCSSJavaScriptSQLなどができると本当に最強です… (最近では、PythonやRを使いこなすマーケターもちらほらと出てきている競争社会です…www)

しかし、これらの言語を理解しているテクニカルなマーケターが実際には少ないことから僕自身の経験をもとに、Webマーケティングでもプログラミングが必要な理由とオススメな言語について紹介していきます。


Webマーケティングはテクニカルがわからないと務まらない


早めに言いますが、Webマーケティングでは、プログラミングが理解できないと活躍できません。これは断言します。

そして、以下のような産業構造の変化も影響があると思っています。

これには以下のような産業構造的な理由があります。
・AI、機械学習などの台頭によるビッグデータ分析、自動化の潮流
・デジタルトランスフォーメーション(DX)によるIT人材のデジタル領域シフト

AI、機械学習などの台頭によるビッグデータ分析、自動化の潮流

以前までは、HTML、CSS、JavaScriptと言ったフロントエンド言語を理解していればある程度のところまでは大丈夫だったのですが、最近では、ビッグデータと言われるように大量データが利用可能になっていることと、利用しようという風潮が強まった時代背景があるため、バックエンド言語やデータ解析系の言語理解の重要性が日に日に増してきています。

特にプログラミング言語で言うと、RやPythonなどの言語の重要性は日に日に増しています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)によるIT人材のデジタル領域シフト

社会的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流も無視できません。

上記のようなAIの発達やデジタル化の流れによって、現在システムの運用・保守を担う生産性が低い作業に従事しつつも、高い技術力を持つエンジニア(語弊がありますが、私も運用エンジニアをしていたので敢えて言っています)を最先端のデジタル分野にシフトさせようとする流れが加速しつつあります。

つまり、今までは営業出身でWebマーケティングにシフトしてきた方や、ブログ執筆の延長線上でWebマーケティングを行ってきたような方々が淘汰され、彼らの持っていたスキルはある程度コモディティ化される将来が見込まれます。

結果としてWebマーケティング(広義で言うならば、デジタルマーケティング)にはかなり広範な知識と深い洞察力が求められるような社会が1年以内に到来すると思うんです。

テクニカルがわかるWebマーケターの市場価値はかなり高い


上記のような社会的背景から、テクニカルがわかるWebマーケターの市場価値は圧倒的に高いです。

テクニカルがわかるWebマーケターは何がいいのかというと、主に以下の理由が考えられます。

・エンジニアよりも具体的で話がわかりやすい
・グロースハックのアイデア出しが超豊富で助かる

エンジニアよりも具体的で話がわかりやすい

エンジニアに改修依頼を出す時にあるのですが、エンジニアの方は話が冗長化しやすいです。これはエンジニアの場合は事業サイドが理解する必要のない技術的な変更リスクなどまで話に盛り込もうとするためです。

僕自身がエンジニアをしていた時もエンジニアの中で超簡潔に伝えられる人ってそんなにいなかったと思います。

そこで、Webマーケティングをしていて、エンジニアとの会話の橋渡しをしてくれる人がいると事業サイドは大いに助かるのです。

グロースハックのアイデア出しが超豊富で助かる

また、グロースハックミーティングで最も活躍するのは、エンジニア出身のWebマーケターです。これは断言します。

最近では、どの会社にもプロダクトのグロースハック会議などを行うはずですが、グロースハックの仮説を一番持ち込むのはエンジニア出身のWebマーケターです。

理由としては、プロダクトの技術的なところを一番よくわかっているので、技術的な意見とマーケティング的な意見の2つの側面からアイデア出しができるからだと思います。

次に、フロントエンドとバックエンド(主に、データ分析言語)でできることについて説明したいと思います。

Webマーケティングにおけるフロントエンドができること


Webマーケティングでは主に以下の場面でフロントエンドの知識が必要です。

・【SEO】サイト内部改善
・【リスティング】LP改善
・【CRO】A/Bテスト

これらはWebマーケターの業務のほんの一部ですが、毎日行うような非常に重要な業務となります。詳細は以下で説明していきます。

【SEO】サイト内部改善

SEOの内部対策では、HTML、CSS、JavaScriptを活用したサイトのフロントエンドの改善作業が必要となります。

多くのWebサイトのメインチャネルはオーガニック検索からです。

オーガニック検索は、GoogleやYahooなどの検索エンジンのアルゴリズムが評価するようなページ構成にする必要がありまして、このフロントエンドの変更はSEOスペシャリストの業務となりますが、会社によっては最初にメディアディレクターとしてこの業務に携わることは大いにあり得ます。

【リスティング】LP改善

リスティング広告を担当しているWebマーケターにもフロントエンドの知識が必要です。

これは、リスティング広告を回しているLP改善の際にコード改修をするなどと言うのは良くあるためです。自身でコードを書いて修正することももちろんですが、チームのフロントエンドエンジニアに修正指示を出せるレベルにはいるべきです。

【CRO】A/Bテスト

A/BテストはCVRを改善する(CRO)ために、サイトのデザインやカセットを変更する活動でして、ここでもテストツールを回すためにコード修正が必要です。イベントタグ設定作業もあり、高度なフロントエンドスキルが要求されます。

A/Bテスト自体はマーケティングチームに在籍するフロントエンドエンジニアが担当することになるのですが、A/Bテストで何をテストするかのアイディエーションはWebマーケターが担うことが多いです。

その時に、技術的なバックグラウンドがあるとどのような変更処理が必要になるのかわかりますし、非技術者よりもアイデアが出やすく、グロースハックの引き出しも豊富になります。

データ分析ならRやPythonも覚えたい


Webマーケターならばデータ分析に関する知識を持ち合わせることも重要になってきています。特に昨今では、データアナリティクスディレクターという言葉があるように、Webディレクターにもこの知識が求められます。

データ分析に関することは他の記事で詳しく書こうと思いますが、Webマーケティングの領域でRやPythonが書けると例として以下のような分析が可能になります。

・Twitter APIを活用したテキストマイニング
・Pythonを活用したWebスクレイピング
・SQLを活用したユーザ行動分析…など

僕はWebアナリスト的な側面が強いので、まだユーザ行動分析を業務でやったことはないですが、SQLはばりくそ書けます。以下説明していきます。

Twitter APIを活用したテキストマイニング

Twitter APIはRとPython用のAPIが用意されていて、Twitterアカウントがあれば特定アカウントや特定文字列のツイートデータを抽出し、ソーシャルリスニングに活用できます。

抽出したデータをどのように分析するかはWebアナリストに依存しますが、以下のようなインサイトを導出できます。

・特定キーワードのポジネガ分析
・特定キーワードのバズ要素解析
・特定アカウントのツイート時間分析…

これらは決して機械学習やAIがわからなくてもできる普通にできる分析となります。僕もWebアナリストとして普通にやっていますし、DB系サイト、コンテンツ系サイトのいずれにおいても理解していないとまずいです。

今現在このあたりは自動化が進んでいますが、向こう1年は導入コストの高さから個人でできるように努めましょう!!

Pythonを活用したWebスクレイピング

Webスクレイピングとは、クローラー(検索エンジンの巡回ロボットと思ってくださいww)がWebサイトを評価する際に見ている要素を抽出する技術です。

例えば、指定したURLにおける<title>タグ、<h1>タグなどの特定のタグを抽出することができます。

しかし、Webスクレイピングと言う言葉自体を知らないWebマーケターが多いのも事実です。これはPythonでやるのが一番効率が良いため、WebスクレイピングをやるためにPythonを覚えるのはありです。

SQLを活用したユーザ行動分析

コンテンツ系サイトと異なり、ECサイトやマッチングサイトなどのDB系サイトではアクセスログに大量のユーザ行動データが蓄積されるものです。

現在のWebマーケティングの潮流では、パーソナライズと自動化がキーポイントです。

そのため、特定のユーザに特化したパーソナライズされたサービス設計がユーザに好まれます。その上では行動ログにある大量データをSQLを活用してビジュアライズするスキルはWebマーケティングの専門家として大いに重宝されます。

SQL自体はデータ分析だけでなく、システムの設計を理解する上でも重要な言語となりますので、selectを活用した参照用のコマンドだけでも覚えておくことを強くオススメします。

プログラミングを学んでWebマーケターとして活躍しましょう!


恐らくこの記事を読まれている大半の方がプログラミングを学ばないとまずいと思われて、このページに到達したはずです。

僕の場合はたまたまエンジニア出身だったので、LINUX、SQL、R、Java、HTML、CSS、JavaScriptに関しては理解していました。これは完全に学生時代の独学とITコンサルファーム時代の経験です。

しかし、Webマーケティングにシフトする際には、フロントエンドはProgateで復習やデータ分析関連はCourseraなどのMOOCを活用して事例を学びました。

もしこれからプログラミングを学ばれる方は、これらのオンラインツールを活用されることをオススメします。冒頭にも書きましたが、恐らく1年以内にITとデジタルの両方で人材のパラダイムシフトが起こるのでそこに間に合うようにスキルだけは準備しておくことをオススメします。

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一応僕も役に立つ情報を発信し続けるように頑張りますので、共にスキルアップを目指しましょう!!