・領域別に求められるスキルセットを知りたい!!
上記の疑問・悩みを解決します。
こんにちは、Webマーケターのカズヤん(@webkirin)です。
本記事では、Webマーケティングに携わるからには、絶対に持つべき6つのスキルセットと、SEOや広告担当者、SNS担当者など領域別に持つべきスキルセットについても合わせて説明していきます。
本記事の想定読者は以下となります。
・Webマーケティング業界への転職希望者
・Webマーケティング業界のジュニアポジション
・Webマーケティングに興味のある方
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Webマーケターに必要なスキルセット(未経験転職には必須)
Webマーケターとして業務を行うために、必ず必要となる6つのスキルを紹介します。ビジネスパーソンに必要なほぼ全てのスキルのような気がしますww 各スキルがどのような時に活用できるのか詳しく説明していきます。
1: PowerPointやExcelのスキル
2: 論理的思考力
3: コミュニケーションスキル
4: 業界知識や学習意欲
5: ツールの使用スキル
6: Webマーケティングの知識
PowerPointやExcelのスキル
Webマーケターは常に施策のシミュレーションをExcelで作成し、関係者に内容を共有することが仕事になります。細かいシミュレーションやKPIリストを作成し、積極的に更新し、関係者に共有する作業の繰り返しです。
また所属している会社が事業会社でなく、Webコンサルティング会社である場合には、クライアント向けにPowerPoint資料を作成し、資料の内容をプレゼンする必要もあります。
苦手な方はこれらのビジネスアプリケーションを自在に使えるレベルになっておきましょう!!
構造化スキルや論理的思考力
Webマーケターとして業務を行うためには、課題(Issue)の要因を構造化し、仮説を立てて、仮説を検証するための施策を実行し、評価するプロセスが重要となります。
Webマーケティング施策の結果に対して、データを活用して論理的に施策の結果に対してアウトプットすることも求められます。
時には主観も大切ですが、客観的に物事を冷静に考え、高度な課題解決スキルが求められます。
コミュニケーションスキル
Webマーケターは常に、多くの関係者と共にプロジェクトを進めていきます。事業会社のインハウスWebマーケターであれば、事業責任者、デザイナー、エンジニア、営業、記事担当者、広告担当者など多くの人とミーティングを行い、プロジェクトを先に進めることが必要です。
ここでのコミュニケーションスキルはただ場を盛り上げるような、いわゆる「ゲラ力」ではなく、会議のゴールを適切な方向に導くような「ファシリテーションスキル」や、関係者とのコミュニケーションを密にとり、スケジュールを調整するような「調整スキル」が該当します。
業界知識や学習意欲
担当しているサービスに関する知識だけでなく、所属している業界知識は多ければ多いだけ良いWebマーケティング施策を考案することができるはずです。
インハウスでも、チームに加入した最初にバリューを出しづらいのは他のメンバーよりも業界知識が不足している場合が多いです。事前に業界知識はインプットすることを心がけましょう。
ツールの使用スキル
アクセス解析ツールやWebマーケティングの代表的なKPIに対する理解は求められます。
アクセス解析ツールであれば、最低でもGoogle Analyticsは完璧に利用できるようにしておきましょう。僕の記事でもGoogle Analyticsについては詳しく書いているので、参考にしてみてください。
参考記事リスト:
Googleアナリティクスに関する投稿
Webマーケティングにおける代表的なKPIとしては、CTR、セッション、CVR、CV(アシストCV、ダイレクトCV)、CPA、直帰率、離脱率、平均セッション継続期間、LTVなどが理解でき、アクセス解析ツールからデータ抽出ができるのであれば問題ないです。
Webマーケティングの基本知識
Webマーケティングの基本がわかっていないといけません。どこまでを理解している必要があるのかと言えば、会社次第ですが、個人的にはウェブ解析士の試験を突破するレベルの知識を身に付けておいて欲しい感はあります。
参考記事:
ウェブ解析士とは 取得後に振り返ってみる
以下の質問に答えられれば、Webマーケティングの基本は理解できていると言えます(結構これは僕の主観ですがwww ウェブ解析士の中身を理解できていればこの辺は余裕かと思います)。
<項目例>
・Webマーケティング戦略設計の流れは!?
・マーケティングのSTPとは!?
・ペルソナとターゲットの違いは!?
・カスタマージャーニーマップとは何のこと!?
・トリプルメディアとは何のこと!?
・獲得マーケティングとリテンションマーケティングの違いは!?
・Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いは!?
・パフォーマンスマーケティングとブランドマーケティングの違いは!?
・SNS(Twitter、Instagram、YouTube、TikTok)の利用者層は!?
・消費者購買モデルのAISASとULSSASとは!?
・コンテンツSEOとデータベースSEOの違いとは!?
・O2Oの利点とは!? など
ここまでがWebマーケターを目指す人が持つべきスキルセットとなります。ご自身で足りない点がありましたら、インプットを行って補っていきましょう!!
参考記事:
Webマーケティングは激務だけど魅力・やりがいがある話
一般的なWebマーケターが持つべきスキルセットについて説明しましたが、ここからは、各専門領域(SEO、広告、SNS)のマーケターが持つべきスキルについて説明していきます。
Webマーケターに必要なスキルセット(SEOマーケター)
次にSEOマーケターが持つべきスキルセットについて説明していきます。SEOマーケターの場合には、主に以下の3つのスキルセットを持つことが求められます。
1: ツール知識・利用スキル
2: 検索アルゴリズムの知識
3: プログラミングの知識
以下で詳しく見ていきましょう。
ツール知識・利用スキル
SEOでは、競合分析や順位トラッキングなどを利用する必要があります。具体的には、以下のようなツールが存在します。
競合分析ツール
競合サイトの獲得キーワード、被リンク数、初リンク数、ドメイン権威性などのデータを抽出するツールです。代表的な競合分析ツールとしては、Ahrefs、Similarwebなどが該当します。
順位トラッキングツール
SEOでは、特定の対策キーワードを常にトラッキングし、オーガニックセッションを維持する必要があります。メディア事業を運営している会社であれば、必ず利用しているツールです。
代表的な順位トラッキングツールとしては、GRC、Demand Metrics、KWFinderなどが該当します。
検索アルゴリズムの知識
SEOマーケターであれば必ず理解が求められるのが検索エンジンの検索アルゴリズムに関する知識となります。基本的には検索エンジンGoogleに関する知識が求められます。
検索アルゴリズムの理解とそれぞれに対する対策として外部対策と内部対策の知識を備えておく必要があるでしょう。
プログラミングの知識
SEOマーケターの中でも、データベースSEOに取り組んでいる方の場合には、プログラミングスキルが必要になることが多いです。
SEOにおいては、Webサイトの構造や表示速度などが検索順位に大きく影響するため、プログラミング言語(HTML、CSS、JavaScript、Python)を理解した上で、開発者と共に開発を進めていく必要があります。
仮にプログラミング言語は書けなくても、コードが理解できれば問題ないです。
Webマーケターに必要なスキルセット(広告マーケター)
ここでは、広告マーケターが持つべきスキルセットについて説明していきます。広告マーケターには、広告媒体の知識や、広告に関するKPIや最適化のスキルが求められます。
1: 広告媒体の知識や運用スキル
2: 広告KPIの最適化スキル
以下で詳しく見ていきましょう。
広告媒体の知識や運用スキル
広告マーケターであれば、各種広告媒体の知識や運用スキルが求められます。
運用型広告には、GoogleやYahooなどの検索エンジン向けのリスティング広告、ディスプレイ広告の理解、Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどのSNSメディアの広告知識も求められます。
運用型広告のプレースメントは年々増加していて、媒体ごとに新しい設定が増えたりするため、継続的なキャッチアップが求められます。
広告KPIの最適化スキル
広告マーケターは、ただ広告を運用するだけではなく、適切なKPIを設定し、最適化するスキルが求められます。
広告マーケターの場合には、CPAやCVRが重要な指標となるため、この指標を改善するために日々細かい運用を行っていくことになります。
Webマーケターに必須なスキルセット(SNSマーケター)
SNSマーケターに必要なスキルセットとしては、各SNS媒体のアルゴリズムに関する知識と、それぞれの媒体でのバズコンテンツを企画するスキルの2つのスキルが求められます。
1: SNS媒体のアルゴリズムの知識(コンテンツ最適化スキル)
2: バズコンテンツ企画力
以下で詳しく見ていきましょう。
SNS媒体のアルゴリズムの知識(コンテンツ最適化スキル)
GoogleやYahooなどの検索エンジンと同様に、SNSメディア(Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、TikTok)にも検索アルゴリズムが存在します。
これらの媒体における投稿は、ハッシュタグやキーワード検索が可能です。自社で投稿したコンテンツを上位表示させるための最適化スキルが求められます。
これらの検索アルゴリズムも年々アップデートされていて、常に変化しますし、媒体数も多いため、SNS媒体の中でも特定の媒体に特化した知識が求められます。
バズコンテンツ企画力
SNSの場合には、バズを生むコンテンツの創出がメディアグロースの鍵となります。
SNSマーケターの場合には、どのような要素のコンテンツがバズを生むのか、コンテンツ拡散戦略などを検討することが重要なスキルとなります。
どのようなWebマーケターになりたいのか明確化することが大切
6つのスキルセットは必ず持っておいて欲しいですが、チャネル別のスキルに関しては、さすがに種類が多すぎるので全てを身につけるのは難しいと思います。
まず大切なのは、自分がどの領域でWebマーケターになりたいのかを決めるべきです。
SEOなのか…
広告なのか…
SNSなのか… SNSでもTwitterなのかInstagramなのか、TikTokなのか
自分がどの領域を攻めるかを決めてから、その特定領域で必要なスキル深く身につけることが大切です。
また、Webマーケティング転職に関しては、下記のブログも参考になります。
参考: Webマーケティング業界に向いてる人・向いてない人5選【現役Webマーケターが解説】| マケリア通信
必要なスキルを身につけてWebマーケターとしての市場価値を高めよう!!
本記事では、Webマーケターとして持つべき6つのスキルについて解説しましたがいかがでしたでしょうか!?
これからWebマーケティングに挑戦したいという場合には、本記事で説明したスキルセットを身につけた上で挑戦するようにしていきましょう!!
参考: Webマーケティングの学校