Webアナリスト未経験で業界に飛び込んだ時に、もっと入念にインプットしておけばよかったと思って後悔している事があります。さらに、私自身がWebアナリストをする前にイメージしていたものと実際のWebアナリストのイメージがやや異なる事などもあって、良くも悪くも気付いた事を書いて共有していきます。

HTML、CSS、Javascriptを知らないと困る!!

Webアナリストが、Webマスターツールを見てWebサイトを診断する時は必ず、フロントエンド言語を読み解きます。適切なタグ対策がなされているかという事もソースコードから読み解いたり、indexコントロール、canonical設定なんかもフロントエンドから読み解きます。

これらのデータを可能な限り自身で収集するのですが、フロントエンド言語がわからないと結構この辺の分析がわからない事が多いです。ここは、Progateレベルでも必ず事前学習を行なっておく事をおすすめします。

シニアレベルのWebアナリストはExcelの達人!!

Webアナリストは、大量のデータを短時間で加工し、データを見える化する力が必要となります。通常、SERPsデータなどをツールからCSVでダウンロードしたものをExcelで処理し、資料化します。この時に、ExcelのVlookup関数などは呼吸レベルで使えないと分析効率が悪くなり、良い分析はできません。

また、「シニアレベル」と聞くと大体3年程度と考えられがちですが、Webアナリストのシニアレベルは大体1年半レベルを指します。1年半で全うなExcelを完璧に使いこなせないとこの道では生きていけません。

英語を話せると強い!!

Webアナリストは、分析者ですが、一方でマーケターとしての側面を持ちます。Web分析の大半はSEOだったりするので、SEOに関する最新の知識を常にキャッチアップすることができないときついです。

特に、Googleのアルゴリズムアップデートは頻繁に実施されるため、日本だけでなく海外のあらゆるサイトから情報を集める必要があります。私も分析チームに所属していた経験があるのですが、大体チーム内に海外情報を共有してくれるアナリストは英語を使って普段から情報収集している人が多かったです。英語は普段から使っておきましょう。

デザインも知っていると強い!!

Webアナリストの業務は分析によりインサイトを導出するだけではありません。Webサイトのデザインが原因だとわかった場合は、サイト内のカセットの修正指示書などをクライアントや開発チームに提出する事もあり、簡単なワイヤーが書けたりするとこれらの仕事が捗ります。

また、Webアナリストの中でもUI分野に詳しいアナリストも一定数存在します。

活躍している人は個人でメディア運営をしている!!

Webの分析と言っても、結局のところ個人ブログよりもページ数が多い大規模なサイトを分析しているにすぎません。そして、これらの業務の習熟度は経験則的なところも強いので、基本的には個人メディアを持っていて普段からWordpressやECサイトを運営しているような人はインプットの量が桁違いです。

Webアナリストであるからには、Webメディアの1つや2つは持つべきです。

私は未経験の時でも、ブログサイトを2つほど運営していたので、キャッチアップは早い方でした。

エンジニア経験者に勝つのはかなりむずい!!

Webアナリスト未経験ながらも、インフラエンジニアの経験のあった僕に依頼された業務は、Google Analyticsのデータ移行業務でした。通常のGoogle Analyticsのデータ移行機能が使えないパターンでして、既存のデータをSQLで全抽出して、新規DBサーバに入れ直すというなんともアナリスト業務の範疇を超えているような業務を振られましたwww

前職時代はERPのデータ移行なども見させてもらっていたので、それと比べると簡単な業務なので、調査した上で、リスクなども伝え、実行するかどうかはクライアントに委ねるという事で結局やらなかったのですが、通常のアナリストではできない業務もエンジニアリングに強いと確実にアナリストとしての価値が上がります。

物語力が成功の鍵!!

分析からインサイトを出したとしても、それは単なる部分的な命題にすぎません。その命題をクライアントに伝えるだけでは、Webアナリストとしての付加価値はありません。Webアナリストは導出したインサイトに対してストーリを付与する必要があります。

これは、仮説ありきで分析をしていると分析結果が抽象的になりすぎてしまう傾向にあり、分析者以外のメンバーが分析を理解する事が出来なくなるためです。どうしてデータに対して特定の傾向が見られるのかをユーザ行動と合わせて説明する物語力がアナリストには求められます。

SQLとRができると重宝がられる!!

Webアナリストの調査対象は流入によりがちですが、流入からCVしなければ意味がありません。特にプロダクトが大規模で、ユーザ登録機能を持つようなシステムである場合、ユーザの識別IDと各ユーザがどのような行動(イベント)を取ったかがシステムログに転記されるようにシステムが作られているはずです。このようなユーザ行動データを分析する事で各ユーザ属性(例:30代 男性 年収400万円代)は、会員登録をして2日以内に再ログインした時にCVする傾向があるなどのインサイトを得ることができます。

実は、このような個々のユーザ行動分析は既存のアクセス解析ツールではできないため、システムログに直接アクセスして、SQLで必要なテーブルデータを選択、抽出してR言語でビジュアライズするなどする必要があります。

現在、Web分析とアクセス行動解析の両方をできるWebアナリストは日本でもなかなか数が少なく、ここができると周囲のWebアナリストよりも高く評価されることになります。

コミュニケーション力が相当求められる!!

Webアナリストはひたすら分析しているイメージが強いですが、実はビジネスサイド、エンジニア、時にはクライアントとも連携をとり、分析結果を共有する必要があります。

その際に、説明する関係者ごとに事前知識が異なるため、説明相手ごとに適切な方法でコミュニケーションを取る必要があります。

作業の大半は資料作り!!

Webアナリストは、未経験者でも経験者でも、作業の大半を資料作りに費やすことになります。作成する資料は多岐に渡りますが、よく作成するのは、以下の資料となります。

  • Webマーケティング提案資料
  • 課題調査資料
  • 月次報告レポート
  • 各種修正指示書 など

提案資料や月次報告レポートは、パワーポイントであることがほとんどですが、それ以外の資料はExcel資料である場合が多いです。これらの資料を色使いなどを工夫して誰でもわかるように作成するスキルがWebアナリストには求められます。よくコンサルファームで言われるのが「お絵かき」スキルですね。

まとめ

以上、Webアナリストの未経験者が知っておくべき10個の事項を書きました。
これらは私自身が事前に知っていたり、身につけていたものもあれば、経験してからインプットしておくべきだったと後悔したものまであります。まさに今、未経験でWebアナリストになりたいと考えられている方々はこれらを少しでも取り組んでおくと質の高いアナリストになれると思います。