ビッグデータ時代において、Webアナリストの今後についてよく考えることがあります。

私自身は、普段はWebディレクターとして業務を行なっていますが、Webアナリスト的に複雑な分析をすることがあります。しかし、ビッグデータ時代の新たな分析手法やスキルセットがる出てくる中でWebアナリストの将来性について思ったことを書いていきます。

Webアナリストになりたい方には是非とも読んで欲しいです。

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Webアナリストに将来性はあるのか!?

「Webアナリスト」と入力すると、3番目に「Webアナリスト 将来性」と表示されます。

つまり、将来性について気になる人が結構いるようですね。
Webアナリストという職業自体が新しい仕事であり、転職した後に生計を立てられる職種であるかどうかということが皆さん気になるはずです。ここでいう将来性というのは、個人のキャリアに対する不安から来ているものであると言えます。

Webアナリストの将来性が心配視される背景


まず、現状のWebアナリストに対する市場最新動向と共に考察しようと思います。

スキルセットがコモディティ化してきている

Webアナリストは大変高度な分析をしていることは以前の記事からもご納得いただけるかと思います。しかし、個人がブログをかいたり、SNSで経験をシェアしたりするようなことが容易になったことから、個人でもWeb解析を行う人が増加しました。私自身も本ブログを運営しながらもアクセスデータを常に確認し、サイト改善に役立てています。

Webアナリストが世間一般に十分に認知されていない

これは、私が個人的にとても深刻であると感じていることです。
Webアナリスト関連資格などもさることながら、特定の事業を運営している事業者サイドの方々(アナリストを雇う側の立場)は、SEO担当者が何をしているのかわからなかったり、Webアナリストがそもそも何をしているのか全くをもって分かっていなかったりということを痛感します。

需要自体は間違いなくあるのですが、活用の仕方がわからないので表層の知識だけ学んだWeb担当者がマーケティングチームを回すことが多いです。

補足ですが、Webアナリストはただアクセス解析ログやWebマスターツールを眺めているだけでなく、有料のキーワードツールを活用し、特定キーワード領域のSERPs情報を比較したり、Webサイトの構造的(論理的)課題を特定したりするのが主業務です。

Webアナリストはアクセスログをただ眺めているだけではなくさらに行動な分析をしていることに気づいて欲しいです。

結論として今後も全然稼げると思う


スキルセットがコモディティ化し、Webアナリストの将来性に関して疑問視する声が多数上がってきていますが、安心して欲しいです。Webアナリストの将来性はまだまだ安心です。いかにその理由を説明します。

Web以外のデータとの包括的な分析力が求められている

Webアナリストの業務内容については、以前記事で触れましたが、多岐に渡っています。しかし、多くの書籍が出版されたり、Webアナリスト資格やウェブ解析士の資格ができたことにより、より身近な資格になりつつあります。

その一方では、MAツールや広告データ、さらにはWebサイトなどの外部プロダクトのログデータなどと1つのデータウェアハウスでデータを一括管理し、Webデータとその他データを包括的に分析できるいわばデータアナリストとしてのスキルが求められています。

また、近年ではIoTなどのセンサーなどのデータも収集できるようになるため、Webアナリストがこの領域のデータも包括的に分析する時代になると思います。

スキルの掛け合わせが求められているだけ

Webアナリストのスキルセットがコモディティ化してきたことは事実ですが、非常に重要なスキルですし、Webアナリストを求める企業サイドからの需要は依然として存在します。

実はWebアナリストと呼ばれていないだけで、Webアナリストのスキルセットを持つ別職種の人材が存在します。例えば、私はWebアナリストのスキルセットを持つWebディレクターですし、先述したようなデータアナリストとしての人材が存在しており、Webデータの分析方法を理解して、価値提供することが求められています。

キリンが実践するネクストステージ


個人的には、Webの分析の知識を活かして、データアナリストとしてさらに広範な分析を担うポジションを狙うことを一番オススメします。

いまのデジタルマーケティング全盛の時代では、データに啓るい人材の価値が高いです。データアナリストもkaggleなどのオープンプラットフォームを活用して、個人でも高度な分析が可能になっています。

ただWebアナリストの知識にすがっているだけでは絶対に勝てません。Webアナリストとして普段の業務をこなす中でも、さらに高度なユーザ行動データを分析し、グロースハッカー的にプロダクトのグロースに貢献できるようなマーケティング分析のプロとしてのキャリアをまい進することが重要であると感じます。

まとめ

巷では、Webアナリストの将来性を懸念する声もあるようですが、それはWebアナリストのスキルセットがコモディティ化しているだけです。Webアナリストとプラスαのスキルセットを持って市場価値を高めることで今後も戦っていけると思います。

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