・位置情報別に最適なマーケティング施策を実施したい…
上記の疑問・悩みを解決します。
こんにちは、カズヤん(@webkirin)です。
本記事では、Googleアナリティクスでipアドレスからサイト訪問者の位置情報を調べる方法について説明していきます。
・Googleアナリティクスが地域情報取得を行う方法
・Googleアナリティクスで地域情報データを確認する方法
・地域情報データをWebマーケティングで活用する方法
Webマーケティングに携わっている人であれば誰でも必ず利用する機能だと思うので、Web担当者の人に読んでもらえると嬉しいです。
ページコンテンツ
Googleアナリティクスはipアドレスで地域情報を取得している
Googleアナリティクスでは、ipアドレスを元にサイト訪問者の地域情報を取得しています。
ipアドレスについて知らない方に向けて説明しますと、ipアドレスとは、Internet Protocol Adreess(インタネットプロトコルアドレス)の略でして、国や市区町村ごとに特定のipアドレスが事前に定義されている識別子のことです。
Googleアナリティクスでは、サイト訪問者のipアドレスを取得し、ipアドレスと市区町村データを変換し、分析ビューの中で閲覧できるようにしてくれています。
位置情報はGPSに比べると正確ではない
Googleアナリティクスで利用できる位置情報データはipアドレスがベースになっているため正確なデータが取得できないことが多いです。
利用するネットワークによっては、このipアドレス(正確には、パブリックipアドレス)が自動で振り分けられることもあり、ipアドレスが正確なユーザーの位置情報データとならないことが起こり得ます。
そのため、Webマーケティングで位置情報データを扱う時には、アクセス数が数10万セッションあるサイトでない限りは、あくまで参考データ程度に扱うのがよいと思われます。
Googleアナリティクスで地域情報データを確認する方法
ここではGoogleアナリティクスを活用して、実際に地域情報データを確認する方法について紹介します。
Googleアナリティクスのサイドメニューで、ユーザー > 地域 > 地域と入力すると国別のアクセス数を確認することができます。
デフォルトでは、プライマリーディメンションが「国」になっていますが、「市区町村」「大陸」など分析のニーズに合わせて、変更することが可能です。
地域情報データのWebマーケティング活用方法
Googleアナリティクスで取得した位置情報データは、先述したように、ipアドレスを基に取得したデータですので、ある程度データの正確性にかける点はありますが、あらゆるマーケティング活動に活用することが可能です。
ここでは、位置情報データのWebマーケティングへの応用方法について紹介していきます。
地域セグメントに特化したコンテンツ配信
全国展開している小売店を掲載するようなポータルサイトを運営している場合ですと、地域セグメントに特価したコンテンツ配信により、地域ごとのユーザー行動の効果測定が可能です。
例えば、MAツールで地域セグメントを分割し、地域ごとに異なるタイトルのメールマガジンを配信することで、地域別で開封率、遷移率、また滞在時間、CV数、CVRを比較することで地域ごとに効果のあるコンテンツの特徴を見極めることができます。
リスティング広告の地域フィルタリング
位置情報データはリスティング広告の地域フィルタリング選定にも役立ちます。
リスティング広告を運用していると、CPAが高くなったり、CVRが低下したりした時に、CV確度の低いターゲットを排除するために、エリアのフィルタリングをかけることがあります。
例として、東京限定でサービスを提供する会社のWebマーケティングを見ていた時に、当時流入数の多かった大阪エリアの除外を検討していたのですが、実際の問い合わせを見ると、問い合わせの20%程度は大阪からのアクセスであり、東京に本拠を置く事業者様だったことが多かったのです。
つまり、東京を本拠にしてビジネスを行なっているにも関わらず、大阪に出張時にWebサイトで問い合わせを行なっていたという稀有なパターンが起こり得ます。
Googleアナリティクスで特定地域に最適なキャンペーンを実施しよう!!
本記事では、Googleアナリティクスでipアドレスを基にした地域情報の確認方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事で説明した内容を以下にまとめます。
1) Googleアナリティクスはipアドレスで地域情報を取得している
サイト訪問者のIPアドレスを取得し、ipアドレスと市区町村データを変換し、分析ビューの中で閲覧できる。
2) Googleアナリティクスで地域情報データを確認する方法
Googleアナリティクスのメニューで、「ユーザー > 地域 > 地域」と入力
3) 地域情報データのWebマーケティング活用方法
– 地域セグメントに特化したコンテンツ配信
– リスティング広告の地域フィルタリング
Googleアナリティクスで位置情報を取得することであらゆるWebマーケティング活動に活用することができます。
特に地域セグメントはWebマーケティングの効果に即効性があるので、現在Webマーケティングに携わっている方々には是非とも試して見ていただけると幸いです。