こんにちは、Webディレクターのカズヤんです。

一般的に会社を選ぶ基準というのは、みなさんある程度ご存知かと思いますが、Webアナリストの場合はどのように会社を選ぶべきかについて説明します。特に、新卒だけでなくキャリアチェンジしてWebアナリスト(もしくは、Webディレクター)になられる方々が重視すべきポイントについて解説します。

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Webアナリストの会社選びの方法を紹介

Webアナリストとしてのキャリアを始める理由は各人ごとに存在するかと思いますが、大体の場合はWebアナリストとしての独立や、Webアナリストとして包括的なWeb分析スキルを習得してさらに広いマーケティング領域への進出、またはWebのプロダクトを作って起業するなどといったパスが一般的かと思います。

以下では、Webアナリストとして目指すべき会社選択のパターンを説明します。

コンサル会社でなく事業会社に入社

これらの業務を全て覚えたいと言う場合には、Webコンサルティング会社所属のWebアナリストになるよりは、特定の事業を行なっている事業会社に入社することをオススメします。

Webアナリストに求められるスキルは、以下の記事にてすでに記しましたが、かなり多くの調査スキルが求められます。

Webアナリストとは何なのか? 仕事内容やスキルについて解説します

これらのスキルを短期間で身につけるためには、Webコンサルティング会社のような機能チームで別れる組織構成ではなく、事業会社に浸かって全てを自分が統括できるような会社の方がスキルは短期間で身につきます。また、ここでいう短期間とは大体2年を想定しています。

今後も伸びそうな事業領域の会社を選ぶ

事業会社を選択するにしても、特に伸びている市場に事業をする会社を選ぶべきです。これは当たり前で、Webアナリストの業務の最たる目的はプロモーションであって、成長が鈍化している市場で業務をしていても、やりがいも無くなりますし、流入自体が見込みにくく、マーケティング目標到達自体が難しくなるためです。

マーケティングチームが出来上がっていない会社を選ぶ

Webアナリストの場合は、事業会社ではマーケティング部門に所属することになるのが一般的です。しかし、昨今のスタートアップの爆発的な増加を見ているとIPO手前の会社でさえ、きちんとしたマーケティングチームが組成されていないケースが散見されます。組織的にそこまで見るリソースが足りないということで、マーケティング経験者を1人だけ置いて、外注するというやり方が多いです。

マーケティングチームが出来上がっていない会社の場合だと、複数のWebプロダクトを有していても全てに流入対策を行なっておらず、1つのプロダクトの全体マーケティングを見させてもらえる可能性が大いに高まります。

私の場合は今が完全にそうでして、1つのDB系サイトのKPI設計と全チャネル(自然検索、有料検索、SNS、リファラル)の流入対策施策の実行などを担当させてもらっています。

特定キーワード市場で国内5位以内にのプロダクトを有する会社を選ぶ

実はこれが一番のコツでして、特定のキーワード市場で決して1位ではなく3~5位あたりの会社を選択するとかなり力がつくと思います。KW市場と言っている点がポイントです。

SEOやリスティング広告をやらないとこの辺について想像しづらいかもしれませんが、Webアナリスト(転じてSEOスペシャリスト)の絶対的な付加価値というのは、やはりSEO領域での流入をどこまで引き上げたかという点に尽きるかと思います。そのため、「ある一定の検索ボリュームのある単ワードで国内5位くらいの会社の順位を3位とか、ひいては1位に引き上げるためにあらゆる施策を行いました」という目に見えやすい実績をアピールできる会社で業務を行うことが最も自分の価値を人に示しやすいです。

また、キーワード調査方法としては、KWFinderなどのキーワードツールを利用するか、特定の単ワードを入力した後に、ご自身で何個か掛け合わせを作って10個くらい検索して見てください。この検索結果を見て大体5位以内に入ってくる会社は固定されているので、キーワード市場での序列などもここで容易に推測できるのではないかと思います。

毎日3時間は自習できるくらい時間が得られる会社を選ぶ

エンジニアやWebアナリストはある種の専門職でして、職人気質の強いタレントが多いです。つまり、常にまとまったインプット時間を持つことが求められます。

圧倒的に成長しているスタートアップ企業とかに入ると時間確保は難しいのですが、上記のKW市場で上位5位とかの世界だとゆったりゆる〜く仕事をしている会社が多いです。

まとまった時間の中では、Webアナリストとして持つべきスキルとして最近であれば、Webスクレイピング、SQL、統計学などの高度なスキルを習得することも非常に重要だと感じています。

最後に

本記事では、変化の速い市場の中でWebアナリストの最適な会社選びにコツをご紹介しました。やはり、Webコンサルティング会社と今の事業会社での2つの経験から見えてくるものは大きく、ここに書いたことは自信を持っておすすめしたいです。

今後、WebアナリストとしてWeb業界に挑戦される方々の助けとなれば幸いです。