・サイト売買でよく起こるトラブルってあるのかな?…
・サイト売買で知っておくべき注意点を教えて!!
上記の疑問・悩みを解決します。
こんにちは、Webマーケターのカズヤん(@webkirin)です。
本記事では、副業業界で流行りそうなサイト売買について、初心者が抑えるべき注意点やよく起こるトラブルについて、またこれらを事前に防ぐための解決方法を実際にサイト売買を経験した僕の視点から解説してみようと思います。
過去のサイト売買の記事を読みたい方は以下をご覧ください!!
【実体験】サイト売買プラットフォームUREBA(ウレバ)でWebサイトを買った話
また、本記事の想定読者は以下となります。
・Webサイト売買で副業したい個人投資家
・他社メディア事業を売却したい企業のM&A担当者
基本的には、サイトの買い手を意識した構成となります。これからサイトを売りたい人にもためになる内容ではあるかと思いますので、もしサイトを売りたい人であっても最後まで読んでみて買い手の心理を理解してもらえると書いた甲斐があります。
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サイト売買は失敗例がめちゃめちゃ多い
初めからセンセーショナルな見出しで大変恐縮なのですが、サイト売買はハズレくじを引き当てることがとても多い取引です。
1000万円以上のサイト売買取引は法人によって行われるので、適切なデューデリジェンスのもと取引が行われるので成功確率も高いです。
しかし一方で、本記事で説明するような100万円未満のサイト売買取引の案件の場合には、個人間での取引が多いため、買い手がSEOやアフィリエイトを理解していない場合が多く、売り手と買い手の情報格差が生じやすいです。
失敗例としては、
・サイトのキーワード順位が、サイト買取後に急降下しサイトの売上が立たなくなる。
・交渉時に聞いていたトラフィックと実際のアナリティクスの数字が全く異なる。
・サイト売却後に放置していたらトラフィックが下がり売上が立たなくなる。
などが上げられ、この他にもあげればきりがありません。
しかし、サイト売買は広告ビジネスとして確かに稼げるビジネスですので、事前にトラブルや注意点を把握しておきましょう。
サイト売買で初心者が抑えるべき注意点
ここでは、サイト売買の初心者である僕が感じた初心者が気をつけるべき点を紹介します。これからサイト売買を行う人は必ず確認することをおすすめします。
① 売り手は1番良い時の営業利益を記載している
サイト売買では、買い手が安値でサイトを購入したい反面、売り手は高値でサイトを売却したいはずです。
通常サイト売買のサイト評価額は平均月間営業利益の20ヶ月相当だと言われますが、売り手側が仲介サイトに掲載しているデータは営業利益の平均ではなく、最大値であることが多いです。
なので、「営業利益が30,000円」と記載されていても、実際は収益が発生していない月もありますので、騙されないようにしましょう。
② 1年前のアクセスデータを記載していることもある
仲介サイトに掲載される案件として、運用が自社のリソースで賄えないことから、サイト更新が1年程度止まってしまっているWebサイトが売りに出されることがとても多いです。
つまり、1年前は月間平均10000PVだったのにも関わらず、現在は3000PV程度と言うようなサイトがかなり紛れ込んでいることが実体験でわかりました。
このような時には、事前にGoogleアナリティクスのビュー画像の共有や、閲覧権限を付与してもらうことをおすすめします。
③ サイトが転売されることもある
実はあまり知られていないですが、一度購入したサイトをSEOを直してアクセス数を伸ばして短期間で売られるWebサイト転売ヤーも存在しますwww
これはこれでサイトのアクセス数が増加しているのでサイト価値が高くなっているのでいいのですが、あまり運用が上手く行かなくなってサイトをすぐに売りに出す業者も珍しくありません。
このような業者を見分ける手段として、必ずGoogleアナリティクスのビュー権限を共有してもらうようにしましょう。サイトを2年前に開設しているのに、Googleアナリティクスのトラフィックが2ヶ月分しかないような場合には、買い取ってトラッキングコードを入れ替えたばかりの証拠と言えるでしょう。
転売は必ずしも悪いことではないので、もしこのような業者を見つけたら、トラフィック取得期間が短い理由を尋ねるといいかもしれません。
④ 継続的に記事投稿するための工数確保の必要性
仲介サイトに掲載されている営業利益ばかりに目が眩むと実際のサイトの売上原価である記事制作費に目がいかなくなります。
副業目的でWebサイト運用ノウハウのない個人の方々は割とサイトを放置でいけると考え、手を出す人がいるようです。
ある程度の規模のサイトであれば、すでに特定のキーワード領域で上位表示できており、更新しなくてもどうにかトラフィックを維持することは可能です。
しかし、最近のGoogleアルゴリズムアップデートを見ていると、どうやら記事更新頻度もUXの重要な指標として捉えられているようなので、サイトの記事は継続的に更新されるべきという前提があります。
必ず、売上原価がいくらかかっているかは確認するようにしましょう。
確認した上で、もし記事更新が必要だとわかった場合には、クラウドワークスなどで簡単に外注することもできるので、必ず試算しておくべきです。
クラウドワークスは以下から簡単に登録できますので、ご活用ください!!
⑤ ドメイン・サーバーを移管する必要がある
サイト売買の所定の手続きが完了し、実際にサイトを譲渡する際には、ドメインとサーバーの引き受ける必要があります。
通常ドメインはドメインプロバイダー(お名前.comやムームードメイン)内にて、ドメインの引っ越しサービスがあるので、アカウントさえ持っていれば、ドメインの移管はすぐに行うことが可能です。
一方で、サーバーに関しても新たなサーバーを事前に用意する必要があります。しかし、場合によっては先方が利用しているサーバーアカウントをそのまま引き継ぐこともできるので、そこは先方との交渉次第です。
⑥ サイト購入後の作業は膨大である
サイトの譲渡が終了した時点で終わりではありません。実はサイト購入後もWebサイトの既存のリンクを張り替えたり、デザインを直したりといった泥臭い作業が発生します。
サイトは放置で収益が得られると勘違いする人が多いので、ここは事前に心構えを持つべきかと思います。
参考記事:
サイト売買におけるサイト移行作業で必要な設定とは!?
Webサイト運用の知識は最低限持つべき
総論として、サイト売買を行う上で最低限のWebサイト運用スキルや知識は持ち合わせておくべきです。
僕自身はWebマーケターとしての専門知識を持っているので、サイトの価値を判断し、適切な運用パターンがだいたいわかります。
その一方で、サイト売買を始める買い手候補は、個人ブログすら運用したことのないビジネスパーソンであることが多いようです。
Webサイト運用には、以下のスキルが必要になることを抑えておきましょう!!
・Webライティングスキル
・SEOの知識
・アフィリエイト広告やASPの知識
・Wordpressの知識
・Googleアナリティクスの運用スキル
・Google Search Consoleの運用スキル
・Webサイト売買の知識
控えめに並べたのですが、量が結構多いですwww
ただし、これらのスキルや知識無くして成功しないビジネスですので、これらをインプットすることは必須要件だと思います。
僕のブログで言うと、以下の記事カテゴリーに目を通していただけるとこの辺りの話がすんなりわかるかと思います。
サイト売買を行うのであれば常にWebサイト運用スキルを身につけていきましょう。また、サイト売買について大まかな内容を理解する上では、下記の本が最強におすすめです。こちらもご確認ください。
サイト売買のポイントを抑えビジネスを作ろう!!
本記事では、初心者向けにサイト売買で失敗しないために、事前に知るべきトラブルや注意点について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
副業の一環としてサイト売買をしたいのに、一からWebサイト運用を覚えるのは面倒ですが、Webサイト運用を知っておくことでWebマーケティングスキルを身につけることができるので、結果として本業にもプラスになることがあります。
僕自身WebマーケティングからWebサイト投資の領域に足を踏み入れ、今ではM&Aの勉強をしていて、経営戦略を学ぶことで経営者と同じ視座でビジネスを行うことができ、サイト収益だけに満足せず、充実した毎日をおくれています。
本記事で説明した注意点やトラブルを事前に回避し、皆さんのメディア事業の成功の一助になれば嬉しいです。